庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

早春の花「コブシ」と「沈丁花」

2015-03-07 16:54:28 | 日記・エッセイ・コラム
早春の青空に映える白いコブシの花が咲き出した、この花を見ると千昌夫の
歌った名曲「北国の春」に出てくる歌詞を思い浮かべてしまう・・・

♪ 白樺 青空 南風 こぶし咲く あの丘  北国の  ああ 北国の春 ♪

昔の人は、この花の開花時期から農作業のタイミングを判断したり、花の向
きから 豊作になるか否かを占ったりした。

つぼみが開く直前の形が、子供のにぎりこぶしに似ているところからこの名前
になったらしい。

昔は、コブシが咲くと田植えの準備を始めたことから、別名「田打桜(たうち
ざくら)」とも言われた。

早春に他の木々に先駆けて、白い花を梢いっぱいに咲かせ、春の訪れを感じさ
せてくれる花です。

咲き出した「コブシ」の花。



「沈丁花」は春の始まりを告げる花、花芽は前年の秋にはできているが実際に
咲き出すまでに寒い中、3ヶ月以上を花芽のまま過ごします。

沈丁花という名前は、香木の沈香のような良い匂いがあり、丁子(ちょうじ)の
ような花をつける木、という意味でつけられた、匂いは秋の金木犀と同じぐらい
香り、遠くにいても匂ってくる、春の訪れを匂いでも感じさせてくれる花。

咲き始めた「沈丁花」。

 
コメント
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