庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

3月16日は「十六団子」の日

2015-03-16 17:21:05 | 日記・エッセイ・コラム
今日(3月16日)は「十六団子の日」、農村では田の神様が山から降りてきて、
これからの稲作を見守る月だとされてきました。

この日は農神おろし(田の神おろし)といって、神様を迎えるために団子を
16個作り、枡の中に入れてお供えします、これが十六団子です。

田の神は臼と杵の音を聞き、山から下りてくるといわれているため、自杵で
米を挽き、もちを作ったのです。

この日は田の神荒れといって、天候が荒れやすく神様に出くわさないように、
田んぼに行っては、いけない事になっていたのだとか。

また、11月16日(地域によっては10月16日)には神様が山に帰る日とされてい
るため、この日にも同じように十六団子をお供えします。

主に東北・北陸地方に多く見られる行事です、私の実家も新潟の農家なので
子供の頃、田の神おろしとか田の神上がりといって、田の神さまを迎えたり
送ったりする習わしがあったが、十六個の団子をお供えする習慣は無かった
ように記憶している・・・

子供の頃、春の野に出て摘んできたヨモギを入れた草餅で作った、笹団子を
食べるのが楽しみだった・・・

ふるさと新潟の名物笹団子。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする