庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

木の実はなぜ赤色が多いのか?

2015-10-16 11:15:52 | 日記・エッセイ・コラム

秋から冬にかけて実る木の実の色は、赤色が一番多いようです。

以前、自然界で一番多い花の色は白で、二番は黄、三番は青で、赤い花は
少ないという記事を書きました。

花の花粉を運ぶミツバチやその他多くの昆虫にとって、白や黄色や青はよく
識別できるが、赤い色は色ではなく、黒っぽい灰色にしか見えない?らしく、
それが、自然界で白や黄色や青の花が多いのに、赤い花が少ない理由の
一つだと考えられています。

ではなぜ?木の実の色には赤が多いのでしょうか?。

どうやら、木の実が赤い色をしている理由は、「目立つ」事で鳥に見つけて
もらいやすくするためで、
鳥の視覚は人間に似ていて、赤い実は鳥にも赤く
見えるらしい。。

メジロ、ヒヨドリなどの鳥類は、赤い色を好み、鮮やかな黄色にも反応する
そうです。

庭に実る南天や千両などの赤い実も、冬に食べ物が少なくなると、いつの間
にかヒヨドリさんに食べ尽くされてしまいます・・・


自分で動けない植物は、木の実を鳥に食べられることで、タネが運ばれて
色々な場所で繁殖するために、
鳥に見つけてもらいやすいよう「目立つ」
ことは重要なポイントですね!


どうやら赤く熟した木の実を見ると、「おいしそう!」と感じるのは、人も鳥も
一緒なのかもしれませんね!

たわわに実った赤いサンシュユの実。

グミの実に似ておいしそう~

ハナミズキの実。

この実は?

 これも美味しそうだけど名前は?
 

コメント (1)
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