秋は、しみじみともの思うのにふさわしい季節です、人生の意味などを深く見つめ、
思うのにもふさわしい季節。。
昔から「袖 振り合うも 多生の縁」といわれますが、人との縁はすべて単なる偶然
ではなく、深い縁によって起こるもの・・・だから、どんな出会いも大切にしなけれ
ばならないという、仏教的な教えに基づく言葉です。。
“着物の袖が振り合う” ということは現代でいえば、街中で誰かとすれ違ったり、
電車やバス、会食の席などで隣に座ったり、同じ職場で、机を並べて仕事したり、
するような“縁”のことでしょうね。
“多生”とは多く生まれると書くように、過去何百、何千回と生まれ変わり、生まれ
変わり、輪廻転生してきた長い長い過去生において、という意味です。
(注:多少の縁ではなく、”多生”の縁です)
その長い過去の“多生”の間に、なにかしらの縁があった・・・
なにかしらの関わりや、なにかしらのつながりあった・・・
その縁によっていま、電車で隣に座ったり、職場で隣に座ったりしていると言える
のではないでしょうか?
“袖振り合う”どころか、現世で親子、夫婦、兄弟、姉妹、友達となっている人とは、
前生や過去世において、よほど深い縁があった方々なのだろうと思われます・・・
そう思うと、いま “縁” あって身の回りにいる人たちは、大切にしなければと思う。。
秋の野道を行く親子。
何かしらの縁あって、拙ブログを訪問してくださっている方々とも、”多生の縁”
によって、過去生でなんらかの繋がりのあった方々なのでは?と、ふと想う・・・
いつも拙ブログを訪問いただき、ありがとうございます。
改めて感謝申し上げます。