庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

「竹の春」~爽やかな竹林の道

2016-10-17 09:05:38 | 日記・エッセイ・コラム

朝の散歩で近隣の竹林の道を歩いてみた。

竹は、普通の植物とは逆の生長パターンを持っていて、
秋に芽を出して、
春に枯れる。

春は、筍が生え出るため筍に養分を取られてしまい、竹自体
は衰えて黄葉
したり落葉してしまうので、竹の秋と言われる。

木々が葉を落とし始める秋になると、春に筍だった若竹も
りっぱな竹となり、
親竹は夏に蓄えた養分で葉を青々と茂ら
せることから、秋は「竹の春」と呼ば
れています。

世間が春の季節には竹は秋、秋のこの時期には竹は春、
なんだか天の邪鬼
のようにも見えるが・・・

竹は竹で自然のままに真っ直ぐに伸びて、強風や冬の積雪
にもしなやかに耐え、自分の時間を生きているとも云える。。

 人の世も、無理に周りの環境や時間に合わせなくても、
竹の様にそれぞれ
が自分のペースで、しなやかに生きて
いけたら一番いいと想うのだが・・・



周囲の木々がだんだんと紅葉したり、枯れて行く中で、
若い緑の葉を風にそよが
せる竹・・・

秋の風景にやわらかさを添えてくれる貴重な存在だと思う。。

竹の若葉が爽やかな竹林の道。

 

コメント (2)
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