秋から冬にかけて実る木の実の色は、赤色が一番多いようです。
以前、自然界で一番多い花の色は白で、二番は黄、三番は青で、赤い花は
少ないという記事を書きました。
花の花粉を運ぶミツバチやその他多くの昆虫にとって、白や黄色や青はよく
識別できるが、赤い色は色ではなく、黒っぽい灰色にしか見えない?らしく、
それが、自然界で白や黄色や青の花が多いのに、赤い花が少ない理由の
一つだと考えられています。
ではなぜ?木の実の色には赤が多いのでしょうか?。
どうやら、木の実が赤い色をしている理由は、「目立つ」事で鳥に見つけて
もらいやすくするためで、鳥の視覚は人間に似ていて、赤い実は鳥にも赤く
見えるらしい。。
メジロ、ヒヨドリなどの鳥類は、赤い色を好み、鮮やかな黄色にも反応する
そうです。
庭に実る南天や千両などの赤い実も、冬に食べ物が少なくなると、いつの間
にかヒヨドリさんに食べ尽くされてしまいます・・・
自分で動けない植物は、木の実を鳥に食べられることで、タネが運ばれて
色々な場所で繁殖するために、鳥に見つけてもらいやすいよう「目立つ」
ことは重要なポイントですね!
どうやら赤く熟した木の実を見ると、「おいしそう!」と感じるのは、人も鳥も
一緒なのかもしれませんね!
たわわに実った赤いサンシュユの実。
グミの実に似ておいしそう~
ハナミズキの実。
この実は?
これも美味しそうだけど名前は?