政府のネット実名化案

総務省は、インターネットでの爆発物や銃の製作、集団自殺、エロ情報等々の有害情報氾濫に対して、サイトの実名化に着手できないか検討する。文部省は、すでに小中学校には、匿名性が低いとされる「ブログ」（開設時に設置者に把握されている）やＳＮＳ(Social Networking Site 仕事や友人関係を繋いでいく形で安心感がある)を活用するよう求めている。
標的は、匿名性の非常に高い「掲示板」だと思われる。しかし、憲法（表現の自由）との絡みもあるし、全部実名ではやり切れないよ。昔は、ホームページはメルアドがリンクされて、意見交換があったが（健全）、今では、過激な意見の発表には「掲示板」が利用されている。あらゆるサイトの無料のアドレスをすぐに取得できるし、アドレス記入でもだめだ。
ネットカフェには、キー操作の再現ソフトがインストールされ、ネットバンキングなどの個人情報入力は危険だ。
掲示板を覗いたことはあるが、いろいろの「板（スレッド）」があるなあ。世の中には、匿名の意見発表の場は必要だ。犯罪があれば、ザル法の盗聴利用（禁止事項はないに等しい）で取り締まればいい。要は、利用者が「ブログ」を利用するか、「掲示板」を利用するかだけで、ネット実名化なんて、考える方が古いよ。