長い入院生活気が付いて見れば関東梅雨明け
見てよ病室から見えるこの青空
一番眺めの良いベット位置にしてくれたんだけどほとんど病室に居なかった
梅雨明けと共に本日退院シマスタ
さて今回入院、当初複数人数でって案もあったんだが、おいらは一人を希望
朝練夜練など自習しながらけっこう真面目にやらしていただきました
病院=休みたいという不真面目な奴が原因でこの重度麻痺者に対する実験的入院も10月で打ちきりとなった
で結果はどうだったか?
おいらの場合重度から軽度に改善され例えば慶応病院などでやっている通常のCI療法の対象者になるまでに良くなった
でも通常のCIはもう受ける必要無いよとT先生
既に随性(自分の意志で身体を動かすこと)が高まっているから
自己練習の課題が出てるので、後日それをやりながら写真でお見せするが、各指を分離して一本づつ伸ばしたり曲げたり出来るようになった・・・薬指がいまいち弱いけど
周りから見てもわからないくらいの変化だが、おいらにとっては画期的なことなのだ
今日は病院から運転して来たんだけどおいらの車のシフトレバーはこれ
今まで健常側の右でシフトしてたんだが、上から掴んで押し下げることは何とか出来るようになった
こんな具合にガッチリ(ちと大げさ)掴める
ドライブからリバースに入れるのはボタンを押し下げながらレバーを上げるのでまだ出来そうにないけど
あとは指を動かすことで逆に脳の学習の積み重ね
手首が内側に力が入って曲がる問題はあるけれど、これも脳外科やリハビリの医師とゆっくり話せて色々な情報を得られた
腱を外科的手術で削いだりして弱くすることで延ばす「腱切り術」
これは「大きな声では言えないがこの病院のレベルでは無理だよ」と教えてくれた
足ならまだしも手の微妙な腱切りは難しい・・・・というか日本の医療では無理だと
日本の医療はガンを見つけたり、病気の症状を化学薬品で抑えこんだりする技術は高くても、高度な技術を持った医師はかなり少ない
きっとアメリカだったら可能だよとも教えてくれた
保険の範囲で教科書通りの治療しかやってこない日本の医師と比べ向こうは自由診療、お金を積めばブラックジャックのような腕の立つ外科医が居るわけだ
だいたいリハビリのT先生、自分が手術するならこの病院ではやらないと 爆
現にT先生検診やら身体の調子が悪いとわざわざ他の病院に行ってるし
もちろんおいら手術するつもりはない
T先生、おいらの手には劇的に改善する可能性を確信したと言って自主練用に簡単な装具を作ってくれた
毎日コツコツやってみます
しかしおいらは幸せだよ 脳卒中になると鬱になったり、高次脳機能障害と言って視野が欠けたり麻痺側の空間が把握出来なくて物にぶつかったりなかには性格まで変わってしまうことが多いそうな
最悪の場合テンカンが起きるようになる
そうなると今の医学ではどうしようもない・・・
そうならなかっただけおいらは幸せ者です
おいらに関わってくれる全ての人に感謝
さて早速明日パーティーに出席しなければなりませぬ
またゆっくり書きま~す
おやすみなされ