今年の夏以降、直人の乗っている06年式KX65は、それなりにボロクなっています。
このまま1台でのレース参加は、かえって維持費がかかる事にもなりそうですので、ここらでもう1台と考えないとまずいかな~?
8月ごろにも1度考えたのですが、まだ大丈夫との声も有り、年内か年明けにでもと考え直しました。
しかし当初考えていたより、KXのエンジンはお金がかからない=丈夫。
周りでは同じ06年式で、おまけに直人より後に買った方の中では、既にクランクを交換している方もいますが、話を聞くと買ったお店でそろそろ交換時期と言われたそうで・・”やっておかないとお金が、かえってかかる”と、思ったそうです。
この話を聞いた時の正直な感想は、直人に比べても練習量が少ないように思うし、その子の走りを思い浮かべても、それほどエンジンに無理をさせていないようなのに・・・どうして交換?・・・でした。
たしかに早め早めに交換した方が的な話しは良く聞きませんか?
ここでちょっと私の考えと経験なのですが、エンジンは問題が起きるor前症状が出た時点で開ける方が良いと思っています。
しかし、定期的に中を覗き、磨耗状態を確認する目は必要ですが!
直人のKXは、新車で購入してから1度もピストンすら交換していません。
リングを2回交換しただけです。
直人の練習量を知っている方に、この話しをするとビックリされる方が多いのは・・・こっちがビックリなんですが!
ま~それなりにオイルには気を使っていますが、私の考えは新品に交換すると言う事は、当りが出るまで摩擦が大きくなると言う事です。
当然、当りが出るまでに金属の磨耗が有ってクリアランスが出るわけですから、まめに交換=金属をどんどん削っている。・・・となるわけです。
だからと言って広くなりすぎたクリアランスで走らせればピストンのクビ振り・パワーが出ないなど・・大きなトラブルの原因ともなります。
この兼ね合いが本当に大事だと思います。
これはあくまでも私の意見ですから、絶対にこうだと言うものではないんですが・・・
そこで私が言いたいのは、バイク屋任せにメンテナンスをするのではなく、お父さん方がしっかりと勉強し、いろんな経験をして覚えると言う事です。
ここで、大事なポイントをもう一つ。
是非、子供と一緒にバイクをいじって下さい。
かえって時間がかかるようになる事は覚悟で!
メンテナンスはお父さんだけが、知っていれば良いと言う物でも有りませんよ!
その理由は、乗り手がバイクの構造を良く理解して走らせる事によって、本人からの意見も重要視出来る様になるからです。
乗り手の理解が無ければ、いくらお父さんが頑張って最高のメンテナンスをしても結果が出せないからです。
この部分は直人にとっても、これからの大きな課題だと思っているんですよ!
話は戻りますが、あれだけの勢いで周っているピストン・クランク・ミッション・・当然、相当な負担ですよね。
エンジンの健康状態・くせを出来るだけ早く理解し、適切な診断をしてあげる事で、普通の何倍もパーツが持って無駄な出費が押さえられ、パワーも損なわなければ・・・これこそ最強!
こんなエンジンにこだわりたいです。
あとKXに乗り始めて本当に良かったな~と思う事は、今まで乗っていたKTMと違って情報が少なくないし、コースでトラぶっても、誰かしらに話すとパーツがその場で何とかなる事ですね!・・・何度かお仲間のおかげで助かったのも事実です。
ま~そうは言っても、そろそろ練習用と本番用を分けないとエンジンストレス的に無理が出る事は言うまでもない事でしょう。