キッズモトクロス参戦記 2005年~(IAライダー直人)

チェアスキーのオフシーズンや、モトクロス以外の話題も書いています。

やっちまったな~・・408!攻略編

2008-09-17 18:42:50 | レース参戦・観戦

キッズスーパクロス第9戦・・MX408。
早朝は小雨交じりのお天気でした。
公式練習では、部分的に影響が出たかな?程度の雨ですから、本番さながらの練習となることでしょう。

早々に受付&車検を無事済ませます。

いつも一緒に参加している#4たけちゃんですが、前日の練習での出来事。
転倒した後続車2台に次々接触・・・怪我をしてしまいました。
朝も、痛みで自分で起き上がることもできない状態・・・本当に残念ですが9戦は見学となってしまいました。
1日も早い回復を心より祈っています。

その分、直人はしっかりとした、勢いのある走りを見せたいところです。

我が家は前日より、本番前の練習で実践で使えるか?のテストを改めてチャレンジする事にしていました。
直人と事前に私の出すサインで、どのラインで進入するか?を決めておきます。

さ~練習時間になりました。
元気にコースに入る?・・と、思ったら・・・
スタート地点で1台止まっています?・・・直人です。
急いで側に行くと”エンジンが・・”
どれどれ・・・あわてないで・・・1パツでエンジンOK・・・行ってこい。
私も急いで直人との約束の場所に待機します。

右端に映っているのは、いつも大変お世話になっているモトクロスキッズのアイドル!だ~なかさんです。
いつも写真、ありがとうございます。
最初の2周は全体の様子を見て・・・・で!

3周目からチャレンジします。
幸いにもスタートで手遅れたことで、後続を追いかける感じでの走行となり、テスト的には非常に良い状況で・・・・
前日にも書きました今回の私が考えた408攻略・・・2つのポイント。

その1。
65では前日・当日で、私が見ている限りですが誰もできなかった?やる気がなかったのかな?、2連ジャンプの手前右コーナーをインベタで入りジャンプを成功させること。
コーナーの小さなわだちで、いかにグリップさせて前の加速につなげるかが勝負・・・ミスればリタイヤ覚悟の走りです。

朝方はこの右コーナー・・・部分的にぬかるんでいたのですが、イン側はこれだったらいけるかな?的な感じです。
で、私はその右コーナー手前から指示を出します。
1発目・・・見事にクリアー・・・思わずガッツポー

ズです。
しかし、インからの立ち上がりで真ん中のラインまでふくらんでの成功。
これだとバトルの状況によっては、本番で使うのは危険か?
本番のバトル中に、このラインだと接触の危険があります?
次のチャレンジもうまく成功したのですが、やはり真ん中ぐらいまでふくらみます。
実際に走らせて見て、本番で使うのは?・・微妙な感じかな?。
85だとインで行けるんですがね~

で、時間も少ないですから、気持ちを切り替えて・・次のチャレンジ。

その2。
同じく2連ジャンプの攻略です。
昨年からも、同じことを言ってますが、この右コーナー立ち上がりで1個目の山をイン側・・・特に30cm以内で飛ぶキッズは、85を含めても見たことがありません。
それが証拠に、路面はブルの後がしっかり残っていて、車輌の走った形跡が全くあません。
前週もそうだったんですが、この右コーナーイン側とバンク側との進入で、ラインがクロスしたり、スピード的にアウトで絡んだりと・・・危険がいっぱいの場所。
バトルの際も前がバンクに出れば、後ろはイン側から進入して、ジャンプをされないようにラインをつぶすが、お約束の走りです。
周回遅れが出始めれば、アウト・センターからのジャンプは大変危険です。

しかし、ここの2連飛ぶと飛ばないとではその後の2連・・・右コーナーと、先までスピードの乗りが違いますし、順位が簡単に変わる鬼門です。

前がどのような状況になっても冷静に処理して飛ぶ・・・これができれば強い武器になります。

そうなると、1個目の山の中程から外にかけてのラインは飛べないと考えて誰も走らないラインからのアタックが勝利のポイント。

1個目の山をイン側30cm以内で飛ぶことです。
このラインはスピードの出ているバンク側からの進入・イン側からのキッズ進入にも影響を全く受けることなく確実に飛ぶことができます。
また、その後の2個目の2連もこれだけイン側を走るキッズはいませんから、そのままの加速でクリアーできるところも大切と考えました。


写真でもおわかりかと思いますが、実際のメインのラインは明らかにアウト側。
前の2台がこのような状態では、真ん中のラインでも接触?追突?の危険がいっぱいで飛べませんよね。
誰も通らない路面ですから状態が悪いのはリスクです。
しかし、他のキッズがしないことに挑戦して結果を出す・・私はこっちの方に、勝つチャンスがあると思います。

直人の後ろから来ているキッズの進入ラインから見れば、前を走っている2台は、タイミングによって見えずらいですから、加速して飛べば大事故につながってもおかしくない場所です。
しかし、コーナーからの立ち上がり加速で、これだけの差がついてしまうのですから、飛ばなければ・・・それで終わり・・・と、なってしまいます。

他のキッズにリスクをかけない分、直人には大きなリスクが生じます。
リヤが少しでも滑って右斜めに出れば・・・リタイヤ?
と、思うでしょうが・・・この2連、真後ろから見ると着地の山の方が50~60cm幅が広いんですよね~
と言うことはギリギリを飛んでも、着地は余裕があると言うことです。

この練習で、直人の後ろから直人と同じラインで進入をし、試みたキッズもいましたが、直前でアクセルをゆるめて飛びませんでした。
実際、ギリギリのラインで飛ぶことは、本当に危険だと思います。

その1/その2の組み合わせで、このジャンプセクションは絶対に負けないと、信じていました。

昨年もこの場所で直人はH1・H2共にリタイヤしています。
そんな危険なところでと、思う方もいるかと思いますが・・・どんな状況でも冷静に飛ぶ・・これが我が家のやり方です。

苦手意識がある限り、このコースでの勝利は考えられません。
絶対に克服しないといけない道と思っています。

そうはいっても山は絶対に飛ぶ・・・分けではなんです。

このMX408・・・65のサスに一番負担のかかるところは?
レースの際のゴール直前のジャンプだと私は思っています。
それにここは少しでもショートするとリタイヤだけじゃ~済まない危険が沢山です。
65のトップ勢もバイクを前に押し出すように飛んできます。
スピード・飛距離・高さ・・これらを見て、着地地点はどうでしょうか?
完全にフラットですから、バイクにかかる衝撃は凄いと思います。
特にリヤサスは・・みんなガチャ~ンですからね。
体のバランスが崩れれば・・・それで終わりです。
直人も、こっちの方がヤバイと、言っていたので、私もそう思いました。
直人には”周回遅れの処理の際に無理をするとレースが終わるから注意しろ”と、言っておきました。

無事に練習走行が終了して戻ってみると、直人も満足げな顔をして・・・
”インからのジャンプは、どうしてもリヤが少し流れて真ん中まで行っちゃうよ・・・ギリギリジャンプは、パパの言う通り着地は大丈夫だよ、でも飛ぶ前にラインが見えないからリヤが少し心配かな”
”直君もギリギリは危険?”
”最初はヤバイかな~と思ったけど、今は大丈夫”

今回の結果を見れば・・・な~にいってんだよ~結局は・・・と、思われると思いますが、レースで勝つことも大事ですが、他のキッズがしてないことに、これからもどんどんチャレンジする方が私にとっては有意義なモトクロスです。

で、本番・・・このラインをバンバン使います・・・
続く・・・・