いよいよ、本番です。
そんな時・・・”どうも～！”と、日晃に現れた黛さん。
ＦＦＦメンバーの今年最後のキッズにかけつけてくれました。
本当にありがたい存在です。
直人や他のキッズもみんな、これにはビックリしていたようです。
パパ達もマディーコンディションにバイクのメンテが忙しくなる状態での登場にホッとしていました。
Ｈ１の時間が迫っている時、嫁と私・・・”ど～する？ビデオ”
で、結局、直人がＨ１に勝負をかけていることから、やめておこうとなっちゃいました！
雨は相変わらずで、コンディションは悪いです。
前回の練習の時の教訓をいかし、黛さんからもアドバイスが入ってる雨対策をしっかりとしてＨ１。
いつものくじ運は？
で、イン側を選択。
最終戦、台数は少々少なく２０台。
いつもグリットいっぱいに並ぶ分、少なく感じました。
どちらかというと、皆さんイン側を避けて、アウト側を選択している様子。
路面の状態から、そのような判断をしたパパが多かった様に思います。
しかし我が家は、今までの実績で絶対にイン側がこのコースは有利と自信を持っていました。
で、スタートです。
後ろで、集中しろよ～と、願います。
ゲートが落ちて、好スタートと、思った瞬間・・・大きく左にカウンターを当て、その後右におつりをもらい！
おいおい、アクセルを一気に開けすぎだよ～・・・で、大失敗。
１コーナー波に飲まれています。
やっちゃったな～・・・です。
２コーナーの時点で６～８番手ぐらいでしょうか？
完全にトップとの差を空けられての１周目。
４位で、戻ってきました。
前は３台。
レースは始まったばかりです。
直人の集中力と根性に期待して見守ります。
１・２位が抜け出す展開でレースは流れました。
コーナー立ち上がりでうまく交わして３位に浮上、２位を追いかけます。
あと少しで２位に手が届くといったところまで差を一気に詰めたのですが・・・やってくれました！
フープス後半、リズムを狂わせて右壁に激突・・・うまい具合に壁にバイクが棹立ち状態で止まり、かろうじて転倒はまぬがれた様子。
壁に張り付いて立っているバイクをうまく引いて、転ばすことなく上手に処理し、エンジンをかけました。
再スター・・・の時、４位に転落！
でも、この処理は本当に良い判断で処理ができたと思いました。
直人、失敗の後の走りは？
やはりフープスは押さえています・・って、しょうがないかな～
それ以外の箇所は、走りを見ている限り影響はなさそうで安心しました。
さ～改めて前を猛攻撃。
３位に再浮上。
２位との差を詰めます。
しかし、うまく抜けません。
その間、他のキッズの順位も正直、気になりました。
なんせ、このヒートで勝ちを決めたいと言っていた直人。
ドロドロのバイクでは、他のキッズの順位も、走っている最中では絶対にわからないでしょうから。
Ｌ１ボードが出ました。
後ろでチャンスを伺っているようですが、アタックできません。
私は再度、順位を確認。
この時点で、このままゴールすればチャンピオンだと確信しました。
直人の走りを応援しながら、いろんな事が思い出され、胸が熱くなり、涙が止まりません。
本当に私にとっても最高な瞬間でした。
自分の人生において、うれしかった事は沢山あります。
しかし、わが息子の勇姿に感動したこの時、私にとって一生の宝物となりました。
で・・・タイムアップ・・・Ｈ１は３位で終了。
よっしゃ～と、何度もガッツポーズでしたよ～。
直人２０ポイントゲットで、シリーズチャンピオンが決定しました。
ゴール後、直ぐに直人に駆け寄り、”やったぞ～チャンピオン決まったぞ～・・・よくがんばったな～おめでとう”と、声をかけました。
泥だらけの顔に安心した表情・・・またまた体が震えます。
知り合いのパパから、沢山の祝福をいただき、こらえきれずに号泣しました。
今までに、これだけ喜びで感動した事はありません。
キッズで今年、初の総合優勝の時も感動しましたが・・・そんなもんじゃ～ないですよ～。
直人ありがとう・・・この一言です。
続く・・・