キッズモトクロス参戦記 2005年~(IAライダー直人)

チェアスキーのオフシーズンや、モトクロス以外の話題も書いています。

チョコチョコと・・その2?

2011-04-11 16:47:00 | バイク・車(トランポ)・トレーラー整備

このお休みもFFFで作業をしました。

前にもこのブログで紹介したリムのアルマイト。
(株)コーケンさんにての作業中、キッズライダー本人がパパと一緒に作業して、ハブをキャンディーレッドに塗装していました。
FFFメンバーなのでリムを組む際は・・・で、FFFで一緒に作業となりました!

微妙なのですが、KXもYZも左右のスポークの長さが違います。
品番も違いますけどね~
気にしないでバラス時に、ハブからスポークを抜いちゃうと・・・あれ~?ってなことになりますのでご注意を!・・・組めないことはないぐらいの長さ違いだから、逆に困っちゃいます。
中古で購入したホイールAssyをアルマイトに出す際にバラスと・・・過去にバラシたな~?ってわかるんですよ~スポークの長さが左右バラバラだったりすりんで!

最終仕上げ前のバランス組み合わせの作業まで、キッズライダー本人が一生懸命がんばりました。
直人と同期でここまでの作業を自分からやりたい!ですから・・・直人にとってもい~刺激になるメンバーです。

この作業が終わると・・・”このパーツをアルミで作れませんか?”と聞いてきました。

KX85のリヤディスクキャリパーガードです。
本人の話を聞くと・・・ただ、アルミの材料を切り出して付けるだけじゃ~なく、フライス盤での肉抜き(デザイン)&バフ仕上げまでを自分でしてみたい・・・でした。

各機械の使い方を最初に練習して・・・まずは切り出すパーツの型紙取り。

その型紙通りにバンドソーでカット!

その次は、隣に設置してあるフライス盤での作業。
希望のラインで肉抜きする為に、取り付けジグを作る代わりに円盤の上に万力をセットし直し・・・機械の使い方を確認。
まわすダイヤルが沢山あります。
これをうっかりちょっとでも間違えるだけで・・・がっかり!的な状況になる作業です。
かなり慎重に・・集中しての作業。
メチャメチャ真剣な表情でがんばってましたよ~・・・直人も後ろから見物。

じっくり落ちついて、少しずつエンドミルを動かしていきます。

時間はかかりましたが、自分の思うように作れたようです。

その後は、ヤスリでバリの処理。
傷の処理を耐水ペーパーおこなった後は、最後の作業・・・バフ。

はじめて工作機械を使って作った自分のバイクパーツ。
彼にとっては、どんなドレスアップパーツより忘れられない素敵なパーツになることでしょう。
ここまで本当に真剣に、よ~~~くがんばっていました。
彼の努力にご褒美!・・・FFFでアルマイト処理をしてあげることにしました!

この手の機械作業は、一歩間違えると指の1本とか・・・最悪では簡単に飛ばしちゃいますからね~
中学生に、こんな機械を1人で使わせる?・・・危険じゃ~?なんて、賛否両論はあると思いますが・・・
彼のパパ&私達は、このような作業を自分からやりたいと思うことを、すばらしい事だと考えています。

子供の興味のあることをやらせることで、その秘めた才能を引き出す事ができるのでは?と思うからです。
そもそも、モトクロスだって~ね~・・・かなり普通のスポーツとは比べ物にならないぐらい危険なスポーツですから!

自分もこの時代から、こんなことをさせてもらえてたら?・・・今の人生の生き方とは違った道にいっていたのは間違えないと思います。

普通のお店だったら・・・・
このような作業をやらせちゃうと、商売にならない!って~話になります。
特殊加工の部類に入りますからね~これで、工賃なんぼ!ですよね!
そこがFFFの最高にすばらしい事だと常に考えています。

以前にも書いたと思いますが、キッズのパパ達が常に悪戦苦闘して、自分の大切な子供のバイクを必死に整備して、おぼえる努力をしています。
スパナ1本、持ったことのないパパが・・・
50から始まり・・・65にもなると・・・かなりの整備力を身につけます。

現地での整備力を上げないと、本当の整備はできませんからね~
厳しい言い方ですが・・・自分の子供の命を預ける大切なバイクです。
人任せっ~のは、どうなんですかね~?

彼のがんばりに刺激されて・・・となりで、こんなのを作っちゃいました!

YZ85のリヤキャリパーガード。
細かい目の耐水ペーパーで表面の傷を綺麗に仕上げて・・・バフをかけて・・・これもアルマイト処理かな~?
チョビット大人パワー!で、作っちゃいました。
曲げる角度が、かなり難しいので・・・量産は厳しいパーツかな~?
正確な型紙を作ればレーザーカットだと、かなり綺麗な仕上がりは期待できるんですけどね~?

しかし、こ~ゆ~作業をしているのが、本当に楽しい親父です。