2018年8月3日(金曜日)
日本脊椎・脊髄神経手術手技学会の会長をされているのが、直人の執刀医の谷口先生なんです。
昨日、手術前の説明がありました。
やはり症例として、日本で2例目となる手術のようです。
1例目の患者さんにおこなわれた、手術の映像を大画面で見ながらの進行説明!
”いや~見ない方がよかった!だってさ~寝てる間に、こんなことされてんだ~って考えると逆に恐ろしいよ~” と、本人!
しかしこのような説明は、今までいろんな手術を経験してきましたが・・・
実にわかりやすく、どのように血管を避けて進み・・・
どこと、どこに進行上の峠があり・・・
どのようにメスを入れると、その先の状態が・・・と、理解できます。
またその先、どこまで進めば・・・?
むしろ、色々と素朴な疑問も聞いていただき、かなり勉強になりました。
一番の問題は、どの位置から正確にアタックを始めるか?
ピンポイントで調べるために、昨日の夕方さらに首の根元部分を集中してMRIの撮影が追加でありました。
先生からは、少しでもリスクの少ない場所で、精密検査のMRI画像を見る限りですが、彼の場合はC3~C4(首の根元、頸椎3~4番)から進入・・・
最初の延髄からの進入・・・これに比べると、なんか素人的には、不安が少し減ったように感じますが・・・?現実はね~~~
詳しい内容を、書き出すと長文になるので・・・
ざくっと書けば!
脊髄神経層の、空洞症になっている部分の中でも・・・・
大きく髄液が溜まっていて・・・
なおかつ、神経層の中心からできるだけ外側に、髄液が溜まっている場所がずれているところに、ピンポイントで切開してシャント(一般的に用いるシリコンチューブを使わない、谷口先生オリジナル処置)するとのこと。
この位置を微妙にでも間違えると・・・
恐ろしですが、今の症状よりも後遺症として、さらに悪化の危険が十分にあると・・・おどかされましたよ~(笑いですけど!)
前回同様に、アタックするための通路として、3・4番後ろにある椎弓を切って取り除きます。
処置が終了後は、またまた外した骨(椎弓)を、プレート固定するんだそうです。
これは、よほどの理由が無い限り、直人の体から外すことは無いだろう・・・との説明。
手術は・・・
予定通りの6日(月)ですが、朝一で8時半にはオペ室に入るんだそうです。
で、終了予定ですが・・・
”順調に進めば6時かな~?・・・でも、この手の手術で順調には!あり得ないからな~?ICUにもどれるのは、それ以降だね~長くなるよ~多分”
10時間コースのようですね~?
脊髄損傷してからの手術としては、術後の痛みが一番辛いことになるのかな~?
でも、このチャレンジの先に、自分のやりたいことがあるんですからね~
やるっきゃ~ない・・・
谷口先生は、この手の専門医としては、日本を代表するトップドクターです。
必ず、成功します。
:画像は、病院横で日焼けタイム!&髪色に注目・・・
でも、後頭部の首部分・・・手術前には、綺麗に剃られます!