今日は、ユーチューブで、睡眠研究の世界的権威である筑波大学の柳沢正史教授のユーチューブ動画を見ていました。
実は、仕事をしていた時、40代から55歳でリタイアするまでの間、早朝の3時半か4時ごろに目が覚めてしまってからは、もう、寝られないことがよくありました。慢性的な睡眠不足だったと思います。そして昼ご飯の後、午後には睡魔が襲ってきて、、仕事中に周りが静かな時に、コクっと一瞬なのですが、居眠りしたことも何度かありました。車で帰宅途中に渋滞があると、目が半分しか開けられないほど眠くなることがあって、非常に危険な状態でした。
それで、以前、ネットで、ナショナルジオグラフィック日本版で、秋田大学の三島和夫教授の「睡眠の都市伝説を斬る」という連載で睡眠についての記事を良く読んでいました。
今日、柳沢教授のビデオをいくつか見て、皆さんもご存じの事と思いますが、ご存じない方の役に立ちそうな情報をいくつかご紹介したいと思います。
- 特に中年になると、夜中に3、4回、起きてしまうことは、普通である。
- 横になって目をつぶっていても、眠らない限り、脳は休まらない。
- 睡眠の質を落とさないように、夕食後にコーヒーは飲まない。
- アルコールは一見、睡眠を促す様に見えるが、2、3時間でアセトアルデヒドに分解され、睡眠を防いでしまうから、寝酒はしない方が良い。
- 良い睡眠をとる為には、3つの条件、静かさ、暗さ、最適な室温が重要。
- 部屋を出来るだけ暗くする。電気の消し忘れや、日光を通すカーテンは睡眠を浅くする。
- 睡眠中も聴覚は機能していて、特に人の話し声は睡眠を妨害する。寝室は静かな場所を確保する。
- 出来れば、エアコンで室内を一定に保つ。電気代よりも、睡眠の質の低下の方が、損失が大きい。
- 朝は、日光を浴びる。空の青いのがブルーライトで、体内時計を一定に保つのに役立っている。
- 日本の住宅の照明は、明る過ぎる。夜の居間や寝室は薄暗いくらいがよい。
- どこでも、直ぐに寝られる人は、実は慢性的な睡眠不足。
- シフトワークなど、変則的な睡眠をとる人は、ある種の癌になる危険性が高くなる。
- 熟睡できれば、昼寝は必要がないはずである。
- 昼寝は20分までにすると、夜の睡眠に支障はきたさない。
- 徹夜すると、次の日はお酒で酔っ払っているのと同じぐらい、作業能率が悪くなる。
- 睡眠時間を少し削ることも、数日続けば、作業能率が落ちる。
- 睡眠不足が慢性的に続くと、メタボ、癌、認知症、など、生活習慣病の原因になることがある。
そして、豆知識ですが、、、人類だけが何時間も継続して睡眠する唯一の動物で、犬や猫を含めた他の動物は、睡眠と覚醒を一日に何度も繰り返す。また、脊椎動物の他に、昆虫、そして脳を持たない線虫やクラゲなど、脳を持たない生き物も、睡眠をとるそうです。
幸いに、リタイアしてからは、以前の様に、早朝の3時半か4時に目覚めても、再び寝られることが多くなりましたが、昼食後に椅子に座っていると、よく昼寝をするので、これは夜に熟睡できていない証拠かもしれません。でも、睡眠不足だと自覚することはあまりなくなったので、これも、早期リタイアして良かったことの一つだと思います。
それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。
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