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今月は月が変わると早々に九州へと向けて台風12号が接近し4日には長崎県へと上陸。
そして月半ばである先日は、台風16号が鹿児島へと上陸するという本当に荒れ模様の九州でした。
そこで台風一過の青空が広がった昨日のこと、久々にサツマニシキを観察に行ってみたのですが「時既に遅し・・・」って感じで♀の姿がチラホラと見れる程度でした。
しかーし、こんな状況でも視点を変えれば別のものが見えてくる・・・・
そう、交尾を済ませたサツマニシキの産卵行動です。
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あちらこちらで産卵管を伸ばしたサツマニシキの♀たちが産卵場所を探して徘徊しています。
しかーし、やつらは葉や枝にペタペタとは産卵しないのです。
ましてや、こんな細い枝なんかには絶対に産まない。
ならば何処へ産む。
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はい、こんな感じで他の小型昆虫が羽化った脱出口や幹に見られる表皮が剥離した部分の奥にに産卵管をめいっぱい差し込んで産卵しているのです。
だ、か、ら・・・・
このサツマニシキが三角紙の中で産卵するのは理に適っているんですね。
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でもって・・・・
これまで産卵していた♀が移動してくれたので、その場所を参考までに撮影してみました。
赤丸で囲んだ小さな穴(脱出口)に産卵管を差しいれて卵を産んでいたようです。
ちなみに産卵に要した時間は20分ほどでしたが、この穴の奥に何個の卵を産んだかは不明です。
まぁ、産卵場所は把握しているので後日にでも確認したいと思います。
こんな記事でも、ちょっとは参考になったかなぁ?
以上、福岡県南部におけるサツマニシキの産卵行動をお伝えしましたぁ!