突然ですが・・・・
今日は資料整理で、こんなものが出てきたのでブログの記事にしてみました。
では、早速・・・・
このウチワサボテンのように見える緑色の正体は細胞壁に石灰質物を沈着させた石灰藻という海藻(藻類)の仲間でヒロハサボテングサ(
Halimeda macroloba)といいます。
ちなみに、このヒロハサボテングサを撮影した場所は沖縄県の南に位置する西表島の海中。
そして、この石灰藻は細胞壁に石灰質物(炭酸カルシウム)を大量に沈着させているために死んでしまうと・・・・
そう、石灰質物(炭酸カルシウム)の塊と化して真っ白になっちゃいます。
と言うことで、これら石灰藻は化石として残りやすく、その起源を先カンブリア時代にまで辿る事ができる“生きた化石”と言えるものなのです。
ただ、これら石灰藻という藻類は“生きた化石”と言っても決して珍しいものではなく、その種類さえ問わなければ海岸で打ち上げられたものを普通に見つけることができます。
ただし、全体が石灰質物(炭酸カルシウム)で構成されているので形を留めているものは少ないですけどね・・・・
って事で、今朝は西表島の海で採取したヒロハサボテングサをUPしてみましたぁ。