👆このクモは昨年の秋に石垣島の某所(山)で採集した、その名もイシガキキムラグモ( Ryuthela ishigakiensis ) 。
そして国際動物命名規約に基づく学名にイシガキエンシス( ishigakiensis )と記載されているだけに石垣島のみに生息している。
ちなみに隣の西表島ではイリオモテキムラグモという別のキムラグモが生息し、この他にも伊平屋・久米・慶良間(渡嘉)・沖縄などの島々に7種類のオキナワキムラグモの仲間が存在している。
また、このクモの腹部には体節の跡や背面に体節ごとにやや硬化した背板が並び、化石種に見られる原始的な特徴が残されていて『生きた化石』とされているのです。
が!
乾燥標本にすると腹部は縮んで腹部に見られる体節は残念なことに不鮮明なものとなる。
そこで今年の3月に予定していた石垣渡航で生体時のイシガキキムラグモを画像に収めようとした。
ところが・・・・
降って沸いたような新型コロナウイルスによる問題が発生し渡航は急遽キャンセル。
いや、それどころか先の見通しすら怪しくなった。
ちなみに、👆これは随分と昔に撮影したオキナワキムラグモ( Ryuthela nishihirai )なのですが新型コロナウイルスの一件さえなければ、今頃は、こんな感じのイシガキキムラグモの画像が撮影できていた・・・・ はず。
何時でも行けると思っていたのに、今では県境をまたぐことすら儘ならない。
でも、絶対に諦めない。
そして・・・
何時かはイシガキキムラグモやイリオモテキムラグモの姿を画像に収めてやる。