
生きた化石として知られるオウムガイは南太平洋からオーストラリア近海にかけて5種類が生息している。
それが 👇こちら…
★オウムガイ Nautilus pompilius
★パラオオウムガイ Nautilus belauensis
★ヒロベソオオムガイ Nautilus scrobiculatus
★オオベソオオムガイ Nautilus macromphalus
★コベソオオムガイ Nautilus stenomphalus
そして、上に記したコベソオオムガイの一種類を残したまま2017年の1月にワシントン条約(CITES)なるものにリストアップされ、その後の輸入がストップしてしまった。
もっと真剣に探しておけば良かったぁ…

それから8年が経過し半ば諦めかけけていたところで規制前に輸入されたコベソオオムガイに御縁があった。
これで世界に生息する5種類のオウムガイが全て入手できました。

そして実際に手にした標本でコベソの由来となる臍孔(ヘソ)の部分を観察すると大きく広がった臍孔を持つヒロベソやオオベソとは別物。
ただ…
随分と昔にシノニムとしてオウムガイ群に含められたヒイロオウムガイを別種にすると全部で6種で、それとは別にコベソ・ヒロベソ・オオベソを地域フォームとして一括りにし、そこへパラオとオウムガイを1種類として一括りにすると世界に生息するオウムガイの種類は2種になる。
なんだけど…
爺としては無理に分けずに今のままでイイと思う。
いや、遺伝的距離の云々で2種に分けたとしても地域個体群のフォームとして何かしらの形で残して欲しい。