錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

闇に浮かぶ不動岩

2020年08月15日 | 石ころ

こちらは熊本県北部の山鹿市にある不動岩で、山の中腹から突き出す不動岩は前不動・中不動・後不動の三つの岩から構成され、Cherryが小さな頃には後ろの中不動と後不動には後方から回り込むように登ることができたが、今も行けるかどうかは分からない。
で、この“お盆”の時期と“正月”の頃には前不動がライトアップされ、夜になると巨大なモアイ像のように闇の中に浮かび数キロ先からも見ることができます。
ただ残念なことに情報のコピペが横行し、この不動岩が『5億年以上昔の岩』とか『君が代にある“さざれ石”である』とか解説されている。
あのぉ・・・・
君が代に詠まれている“さざれ石”は、以前にもUPしましたが七高山や伊吹山の麓に見られる石灰質角礫岩をさし、この不動岩は堆積岩(砕屑岩)の一種で礫岩です!

そして、その礫として含まれる小石の一つに古生代の“変はんれい岩”が含まれていただけで、5億年もの前のオルドビス紀にできた岩体ではありません
でもって・・・・
この事は朽ちる前の解説文の中にも記されて、それと同時に『この含まれていた“変はんれい岩”が何処から運ばれてきたものかは分からない』とも記載されていたよ。
分かるかなぁ?
記載する側もコピペに頼らず少しはお勉強をされたら如何でしょうか?
・・・・なんちゃって。

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