むかーし、昔、その昔…
そうですねぇ今から20年ほど前、それは南の島での出来事です。
『チョウの卵や蛹を航空機で運ぶと孵化しなかったり、羽化せずに終わるのですが何故ですか?』と問われたことがありました。
そして、この質問に続くように『それは飛行機の貨物室ではく手荷物で…』と。
要するに航空機は上空約3万3,000ft(約10.000m)を飛ぶために機内の中は約0.8気圧程度に調整されている。
なのに気圧調整されているキャビンで持ち帰る卵や蛹に支障がでるのか?と聞きたかったようなのです。
いやぁ…
そこまでご存じとは素晴らしい。
例えば垂直に100m登ると気圧は約10hPa下がるので、約10.000m上空を飛行する飛行機は気圧調整しないと乗客の体は耐えることができません。
そこで機内は約0.8気圧で調整されているのですが、この0.8という気圧は富士山で言えば5合目あたり。
で、その人の体調などにもよりますが、この辺りのラインから上が高山病『急性高山病(AMS)』の症状が現れるのです。
と、いう事で!
好奇心旺盛なジジイの自由研究ですよ。
先ず、未開封のペットボトルを手に機内へと乗り込み、その飲み物を巡行高度である約10.000m上空に達するまで完全に飲み干して空にする。
で、この後はキッチリとフタをし、運航に支障のない場所で自己管理。
そんなこんなで結果は利用した飛行機が着陸するまで待てば良い。
と、言うか…
国内線であればペットボトルを空にした時点から2~30分もすれば着陸のために高度が下げられるはずです。
で!
その結果が👇これです。
僅か0.8ほどの気圧であってもペットボトルは飛行機の高度が下がっていくとペコ!パコ!と音をたてて潰れていくのです。
だから気圧が調整された機内だからと安心し密閉率の良いタッパーウェアにチョウの卵なんかを入れてると…
巡行高度に達するまでにタッパーウェア内の空気は膨張し容器から抜けていく。
※この時にタッパー内は加圧される
そして約10.000mの上空から空港へと高度を下げていくと密閉されたタッパーウェアの中は👆このペットボトルと同じ状況です。
※タッパー内の減圧
はい!
ここで最初の話に戻りますが、『チョウの卵や蛹を航空機で運ぶと孵化しなかったり、羽化せずに終わるのですが何故ですか?』と問われた方はタッパーウェアのフタに圧力を逃がすための穴を開けてなかったんですね。
たった0.8ほどの気圧なんだけど、その0.8という数字を侮ることなかれ。
あっ!そうそう…
これって『夏休みの自由研究』の使えるネタじゃないのかな?
ただし飛行機での帰省に限られるけど…
そうですねぇ今から20年ほど前、それは南の島での出来事です。
『チョウの卵や蛹を航空機で運ぶと孵化しなかったり、羽化せずに終わるのですが何故ですか?』と問われたことがありました。
そして、この質問に続くように『それは飛行機の貨物室ではく手荷物で…』と。
要するに航空機は上空約3万3,000ft(約10.000m)を飛ぶために機内の中は約0.8気圧程度に調整されている。
なのに気圧調整されているキャビンで持ち帰る卵や蛹に支障がでるのか?と聞きたかったようなのです。
いやぁ…
そこまでご存じとは素晴らしい。
例えば垂直に100m登ると気圧は約10hPa下がるので、約10.000m上空を飛行する飛行機は気圧調整しないと乗客の体は耐えることができません。
そこで機内は約0.8気圧で調整されているのですが、この0.8という気圧は富士山で言えば5合目あたり。
で、その人の体調などにもよりますが、この辺りのラインから上が高山病『急性高山病(AMS)』の症状が現れるのです。
と、いう事で!
好奇心旺盛なジジイの自由研究ですよ。
先ず、未開封のペットボトルを手に機内へと乗り込み、その飲み物を巡行高度である約10.000m上空に達するまで完全に飲み干して空にする。
で、この後はキッチリとフタをし、運航に支障のない場所で自己管理。
そんなこんなで結果は利用した飛行機が着陸するまで待てば良い。
と、言うか…
国内線であればペットボトルを空にした時点から2~30分もすれば着陸のために高度が下げられるはずです。
で!
その結果が👇これです。
僅か0.8ほどの気圧であってもペットボトルは飛行機の高度が下がっていくとペコ!パコ!と音をたてて潰れていくのです。
だから気圧が調整された機内だからと安心し密閉率の良いタッパーウェアにチョウの卵なんかを入れてると…
巡行高度に達するまでにタッパーウェア内の空気は膨張し容器から抜けていく。
※この時にタッパー内は加圧される
そして約10.000mの上空から空港へと高度を下げていくと密閉されたタッパーウェアの中は👆このペットボトルと同じ状況です。
※タッパー内の減圧
はい!
ここで最初の話に戻りますが、『チョウの卵や蛹を航空機で運ぶと孵化しなかったり、羽化せずに終わるのですが何故ですか?』と問われた方はタッパーウェアのフタに圧力を逃がすための穴を開けてなかったんですね。
たった0.8ほどの気圧なんだけど、その0.8という数字を侮ることなかれ。
あっ!そうそう…
これって『夏休みの自由研究』の使えるネタじゃないのかな?
ただし飛行機での帰省に限られるけど…