錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

手ぶらじゃ帰れない

2022年09月11日 | 昆虫・植物
昨日の続きになりますが…
見事にヌルをくらったベイトトラップで得たものは何もナシ!
だから…
このまま手ぶらで帰れるかぁ!ってやつですよ。
まぁ、昨日はトラップの確認と撤収だけが目的だったので時間だけはあるので、早々に山を下りて直ぐに船をチャーター。


で、その向かった先はというと4キロほど先に浮かぶ無人島。
そして、その島に到着して上陸を果たすと直ぐに、船は島を離れるようにお願いし30分後に再び迎えにきてもらうとこに…
まぁ、勝手知ったる場所だから30分もあると片が付きますからからね。


そんでもって上陸した場所から100mくらいかなぁ?
姫浦層群特有の赤黒いシルト岩で構成された壁面を海岸線に沿うように歩いていく…
そう、この風化した表面のクラックに根を伸ばしているのが『ド根性ツメレンゲ』ですよ。
そして、この島は50年以上も人が住んでおらず、環境は手つかずのまま残されている。


が!
そこは風化した岩肌ときたものだから着生する植物にとっては厳しい環境。
おまけに波の高い日なんかは塩をモロ被っちゃうますしね。
それを考えると島のツメレンゲは強い。
で、そんなツメレンゲを観察していると…


クロツバメシジミを 見っーーーーーーけた!
そう、ターゲットをオサムシからクロツバメシジミの母蝶に変更したって訳ですよ。
しかーし、その数は2頭と捕獲頭数限定です。
だって… 
こんな環境間の中で頑張っているクロツを減らしたくないですからね。
そして時が過ぎるのは早いもので、お迎えをお願いしていた船がやってきた。
これで手ぶらで帰ることだけは免れた…
けど、これだけでは話は終わらない。

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