錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

ヒロハサボテングサ

2018年06月07日 | 昆虫・植物

突然ですが・・・・
今日は資料整理で、こんなものが出てきたのでブログの記事にしてみました。
では、早速・・・・
このウチワサボテンのように見える緑色の正体は細胞壁に石灰質物を沈着させた石灰藻という海藻(藻類)の仲間でヒロハサボテングサ(Halimeda macroloba)といいます。
ちなみに、このヒロハサボテングサを撮影した場所は沖縄県の南に位置する西表島の海中。


そして、この石灰藻は細胞壁に石灰質物(炭酸カルシウム)を大量に沈着させているために死んでしまうと・・・・
そう、石灰質物(炭酸カルシウム)の塊と化して真っ白になっちゃいます。
と言うことで、これら石灰藻は化石として残りやすく、その起源を先カンブリア時代にまで辿る事ができる“生きた化石”と言えるものなのです。
ただ、これら石灰藻という藻類は“生きた化石”と言っても決して珍しいものではなく、その種類さえ問わなければ海岸で打ち上げられたものを普通に見つけることができます。
ただし、全体が石灰質物(炭酸カルシウム)で構成されているので形を留めているものは少ないですけどね・・・・
って事で、今朝は西表島の海で採取したヒロハサボテングサをUPしてみましたぁ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

こんな忙しい時に・・・・

2018年06月07日 | 昆虫・植物

先週からミヤマカラスアゲハなどのアゲハ類に合わせてアサギマダラが次々と羽化しています。
だからCherryは僅かばかりの暇を見つけてはチマチマと展翅をしているのですが、こんな時に限って面倒な仕事が舞い込んでくる。
それも公共機関へ提出する厄介な見積書ときたもんだ。
だ・か・ら・・・・
Cherryは、この手の仕事が一番嫌いなんですぅ。
でも、仕事だろ!
なーんて言われそうですが仕事と言っても嫌いなものは嫌いだし、今は羽化したチョウの取り込みと展翅で忙しいのよ。
ん・・・・・・ マジ面倒!
でも、やるしかないかぁ・・・・
よし、この仕事が終わったら“ちょうちょ”が翅を伸ばすように、Cherryが羽を伸ばしてやる。
ただ、その頃は夏が終わっているけど・・・・

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アサギマダラの羽化

2018年06月06日 | 昆虫・植物

スギタニルリシジミが飛ぶ4月の下旬に捕獲した1頭のアサギマダラを使って強制採卵。
セット直後はポツポツとしか生まず気を揉みましたが数日すると、吹き流しという狭い環境にも慣れたのか一日の産卵数かが増しました。
そして・・・・
時が過ぎ去るのは早いもので、やがて1ヶ月半を迎えようとする今日の朝方に見ると蛹に羽化の兆候が現れました。


それから数時間が経過すると・・・・
カプセルのような蛹からアサギマダダラの成虫が出てきて、透けるような独特の羽を大きく広げてました。
いやぁ・・・・
羽化直後の美しい姿を見ていると、これまでの苦労が一気に吹き飛びます。
次は、どんな虫を育てて遊ぼうかなぁ?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アナグマと子ギツネに続いて今朝はタヌキ

2018年06月05日 | その他の生き物

先々月の日には引っ越し中のアナグマで先月の25日には子狐。
そして、今朝はと言うとタヌキ。
いやぁ・・・・
どいつもこいつも人さまを化かす奴らばかりですよ。
で、そのタヌキですが、今朝方に山の捨て猫と遊んでいたら草むらからゴソゴソと出てきたんです。
始めは暗くて良く見えず、新たな捨て猫でも現れたのかと思ったのですが良く見ると、それは紛れもなくタヌキ。
しかーし、Cherryに警戒してか直ぐに草むらのな中へと逃げ込みました。
が!
“おい!たぬ公”と声掛けすると、その草むらの隙間から覗いてやんの。


だから、少しでも警戒心を和らげようと、その場に座り込むようようにして目線を低くして様子を見ると、このタヌキは再び姿を現してCherryの近くまで寄ってきたんです。
いやぁ・・・
Cherryが猫と遊んでいる姿を見てて、このタヌキも遊んでもらいたかったのかなぁ?
そして、そま画像をPCに取り込んで分かったのですか、このタヌキは乳が張っていたので何処かに子供がいたのかも・・・
そのうちに子供を連れた姿を見せてくれればCherry的には嬉しいんですけどね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丑三つ時のお友達・・・

2018年06月05日 | その他の生き物
丑三つ時のお友達・・・ なーんて書き込むと“えっ!?マジかっ!”って思われるかもしれませんが丑三つ時のお友達と言っても魑魅魍魎など妖の類じゃないですよ。
では、その友達を紹介します。


はい、道脇の草むらから出てきた妖怪“すねこすり”。👈違います。
そう、捨て猫。
で、これはCherryの勝手な想像ですが・・・・
この子は左目に見られる障害で捨てられたのでは?
右目は閉じられても、左目は閉じることができない。


そして、この子も捨てられた猫。
※他にも2匹いた。
で、この猫たちは近くに人家もないような山に捨てられているので夜の街灯に集まる昆虫を食べて生きているのです。
げっ!、マジかっ!、気持ち悪い・・・ なーんて言わないでくださいね。
って言うのも・・・・
この猫たちは生きるために、そこまで追い込まれているのです。
でもって、この山にはタヌキもいるしキツネもいる・・・・
だから成猫であっても狩られる可能性も否定できないし、この場所では長くても一年以上は生きられないんですぅ。
まぁ、半年くらいで姿を消す子が多い。
だからCherryが街灯パトロールへと出かける時には餌を持っていってあげるのです。
もちろん、この事に対しては異論はあるかと思います。
が!しかし・・・・
この猫たちは、ここで生まれ育った子じゃなくて、身勝手極まりない都合で人が捨てた猫たちなんですよね。
だからCherryは少しの間だけでも、この子たちの友達になってあげてるんですぅ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々の街灯パトロール

2018年06月05日 | 昆虫・植物

今朝は空には綺麗な月が・・・・
えっ!?
予報では今日は雨だったんじゃね?
それも降水確率100%。
とは言え、ここで雨が降ってなければ大丈夫!
って事で・・・・
今朝は久々に街灯パトロールへと出かけてきました。
もちろん目的は街灯に何かしらの虫(メインは蛾)が捕らわれてないかの確認なのですが、何かしら良さそうなもの街灯の明かりに捕らわれていれば、強制採卵なんかして遊ぼうかなぁ?って・・・・


しかーし、ろくなものは捕らわれてなく、良く目についたのはセダカシャチホコやツバメエダシャクなど・・・・ etc.


でもってスズメガでは、このウンモンスズメにキイロスズメやシモフリスズメなど・・・
もちろんホウジャクなんかもね。


そして・・・・
こちらはビロードを纏ったようなキマダラミヤマカミキリ。
そろそろかなぁ?
なーんて思っていたら、予想していた通りで街灯下を徘徊してました。


で!、最後はコクワガタの登場です。
今朝は一頭だけだったけど、これからクワガタやカブトムシが数を増すことでしょう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

WILDのオオムラサキ

2018年06月04日 | 昆虫・植物
いやぁ・・・・
このところはマジで暑いっすよねぇ。
おまけに今年は暖かくなるスピードが速くて、虫の餌に使う葉っぱも硬くなるのが速いのなんの。
だから昨日は標高を上げて餌の確保に向かったのですが、熊本県の北東に位置する某市では31.5℃の最高気温を記録してました。


で・・・・
このところ定期検診などで疲れている上に、この暑さときたのですから木陰に車を止めて横になってたんですよ。
※Cherryの体は体温を上手く調節できないので・・・・
そして、何気に頭上の木を見上げると、それは枝葉を茂らせた大きなエノキ。
エノキかぁ・・・・ 
そう言えば『昔は、ここら辺でもオオムラサキが飛ぶ姿が見られたんだよなぁ・・・』って、そのエノキを眺めていたら。

・・・・・おっ! 


このシルエットって幼虫かぁ?
でも、その枝先には手が届かないような高い場所。
だから200mmのレンズで撮影し、モニターで確認すると・・・・
ん!
これは間違いなく幼虫で、おまけに特徴的な2本の角があることからゴマダラチョウかオオムラサキですよ。
でもぉ、道路整備で斜面は伐採さて乾燥したような谷に、まだオオムラサキが残ってんのかなぁ?
ん・・・
そんな事を考えると気になって仕方がない。
あっ
そこでCherryは、ある事に気付いた。
そう、高枝切鋏ですよ。
最近はミヤマカラスの幼虫に与えるカラスザンショウの枝を落とすのに車に積みっ放しにしてたんですね。


で、早速、その高枝切鋏を使って、その枝を手に取ると・・・・・
はい!
予想していたようにオオムラサキの幼虫でしたぁ。
我が家で飼育していたオオムラサキは、とっとと羽化して展翅板に乗っているというのに、まだ山のオオムラサキは幼虫ですよ。
って言うか・・・・
発生時期を考えると野外のオオムラサキって、今は、こんなサイズなんでしょうね。
しっかし、斜面伐採などで環境の悪化した場所にもオオムラサキたちは頑張っていたんですね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

子供たちへのプレゼント

2018年06月04日 | 昆虫・植物

昨年の街灯パトロールで集めていたカブトムシの♀。
で、その♀に卵を産ませて10ヶ月ほど管理すると・・・・・ 余程のヘタを打たない限りはカブトムシの成虫が羽化してきます。
と、言うことで、これらのカブトムシは子供たちへプレゼントです。
しかーし、当然ながら数には限りあるのでクラスや学年単位で可愛がってね。
って事で・・・
このカブトムシたちは今日の朝から子供たちの元へと届けられま~す。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

火砕流から27年目

2018年06月03日 | 石ころ

1991年6月3日の午後4時8分に発生した雲仙・普賢岳の火砕流で43人の尊い命を奪った火山災害から今年で27年目を迎えました。
そして、現在の雲仙・普賢岳は何事もなかったかのように静けさを保っています。
ただ、この節目を迎える度にCherryは鹿児島市立東桜島小学校内にある『科学不信の碑』を思い出し、27年前に発生した雲仙・普賢岳の火砕流で人は何を学べたのかと・・・・ 自問自答。
そして・・・・
この火砕流で犠牲者となられた43人の冥福を祈り、有明海を挟んだ対岸から心静かに合掌するCherryでした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

採卵に使っていたホタルの♀を放してきました

2018年06月03日 | 昆虫・植物

話は前後するのですが強制採卵をしていたゲンジボタルの♀を事前告知していたように元いた場所へと放しに行ってきましたぁ。
と、言うことで・・・・
上👆にUPしている画像にも光跡として写っていると思います。
あっ! それと・・・・
先日にもホタルの光跡画像をUPしましたが圧縮すると、どうしても画像が荒れてしまうので今回だけは圧縮率を控えめにしてUPしてみました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする