錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

展翅初め

2025年01月07日 | 昆虫・植物
新年に始めて筆で字や絵を書くことを我が国の人々は書き初めと云う…
ならば!
虫屋(蝶屋)が迎えた新年に始めて展翅をすることを展翅初めと呼んでも良いのかもしれない。
なーんてね。😅
そして昨年の末の25日に時を戻し、石垣島の東部でのこと…
少し高い位置を飛ぶ1匹の黒いチョウが目に飛び込んだ。
最初はツマム(ツマムラサキマダラ)かマルバネ(マルバネルリマダラ)などのエウプロエア(Euploea)の類かとネットしてみると、それは翅の裏表の斑紋に特徴が見られない黒いだけのヘンテコなリュウムラ(リュウキュウムラサキ)
ただ、こればかりは展翅をし細かい部分までもを確認しないと何とも言えなかったものだから詳細については述べなかった。
※2025年12月31日の掲載記事参照


だから島から帰宅して早々に今年お初となる展翅初めの対象として、👆この個体を選んだ。
どうですか?
前翅は明瞭な白色班もなく一見して台湾型の乾季型型にも見えるのですが構造色的な紫色の発色は全く見られない。
だから、この個体を単に台湾フォームの乾季型(メス個体)として扱えなかった。
昨年も散々飼育を繰り返し異常型一つ得られなかった爺さんが、2024年が終わろうとするギリギリになって異常型らしき個体をネットした。
何度も言うけど、野外で… 
いったい、どう言うことよ!
そして迎えた2025年は60年に一度の乙巳(きのとみ)
巳である蛇は脱皮を繰り返し再生と生命力あふれる生き物として扱われ、そこへ植物が成長し枝葉が広がるという乙が加わることで金運や豊穣などをを含め本願の成就を遂げる年と云われている。
ならば!
この異常型は迎えた2025年が良き年となる、一つの兆しとして受け取ろう。

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