先週の日曜日の朝は薄い雪に覆われた氷点下であったが、今日の日曜の朝は10度を超える暖かい朝であった。僅か10度の温度差でランクル60のエンジンの掛かり具合が大きく異なるのは、ランクルにも感情があるのだと思わされる。朝日が昇って直ぐにエンジンを温め走りに出かけた。晴れた日曜日の早朝は最高の条件となる。空気が新鮮で車が少なく、ただただ走っていて楽しいの一言に尽きる。道が空いているので容易に街を抜けることが出来る。走り出して10分程で緩やかなワインディングのあるハイウェイに入る。アクセルを強く踏んで車の調子を探る。15分程北上してハイウェイから降り、その後信号の少ない下道を風を感じながら戻ってゆく。一時間にも満たない走行時間だが至福の時間であった。移動の為の運転ではなく過程を愉しむ為の運転。古い車であるが故に車の調子が気になり、それが車との対話となる。晴れた休日の早朝はまさにゴールデンタイム。人生におけるこの時間をCONQUER(征服)する為に手元にランクル60があると言っても過言ではない。