今日(2月16日)月曜日はプレジデントディの休日であった。報道によると今朝はこの冬一番の冷え込みであり、それは危険的な寒さであるとの事だ。最近は寒さにも慣れてきた感覚はあるが、それでも外気に身を置くと露出した皮膚は痛さを感じる。寒いロクマルの中で冷たいハンドルを握っていると寒さ故に手首から先がしもやけで痒くなる。それは春の訪れを待ちながら寒さと付き合っている現実である。極寒の冬という刺激は人間にとっては厳しい期間であるが、古いランドクルーザーにとってもそれを使い求める人と共に耐え忍ぶ期間でもある。
外気は摂氏ー17.6、マイナス18度。ただいま午前7時過ぎです。
今日も仕事が入っていますので、
頼むよ、ロクマル君!
冬だからと言う事で、塩が撒かれるからと言う事で過保護に保管する事はない。
旧車なんだからもう少し考えてよ!という声が聞こえなくもないが、
ランクルなんだからもっと輝いてよ!と内心説得し続けている。
青いロクマルはまっ塩です。
今朝は寒さの為に始発時にはブレーキが効きませんでした。
こんな事は始めてでした。
動き出してから10分程で機能回復です。(寒)
おやっ、
FFFF...と書いてありますね。
フ フ フ フ フ フ ...
やっば、FJだもんね。
ボディの下にはツララが沢山出来ています。
このまま行きましょう!
フロントのタイヤハウスの下はこんな事になっています。
このまま行きましょう!
2時間程走ってコネチカット州へ、
北に向かっています。
ニューヨークの街に流れ込むハドソンリバーも上流に行くと河は凍て付いた氷の平原。
ここはシベリアか?
(行った事無いけど)と不意に問う気持が出てくる。
この冬は雪道での脱出の為に一度だけクラッチを4WDに入れて前輪のマニュアルデフロックをオンに入れた。
寒い冬を耐え忍ぶには2つの方法がある。それは如何に暖かく過ごすかという観点ではなく独特の観点ではあるが...。まずは氷点下18度を乗り切るにはそれ以上の寒さを経験しておく事。南極観測隊が越冬する世界で最も過酷な観測地帯と呼ばれるドーム基地では平均気温マイナス57度、最低記録気温はマイナス79度。そういう場所を訪れたならばニューヨークの冬季などはちょろいもんだという気になる。そしてもう一つは寒さを楽しむ事だ。冷凍されたランドクルーザーが動いてくれる事だけでも凄い!という事実は毎日の感動でもある。古く機械的にもやや怪しげなロクマルを寒気の中で右往左往させる事、これが寒気に勝る楽しみの一つである。
結果、
我慢してロクマル乗っているのではなくて、
寒い冬を楽しむ気持で乗っているのだ。
...強気ではあるが、内心は春よ早く来てください。お願い!である。(寒)