ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

木枯らしと焚き火

2017年11月12日 | 日記

 ベテランズディの連休最後の日曜日、朝夕は氷点下まで気温が下がり冬の様相である。空気は乾燥して木枯らしが舞っているが幸い空が好く晴れているので陽が出て暫くしてから自転車のトレーニングに出かける事にした。外気が冷えると気分は億劫になり出発時は葛藤があるが、走り出して20分もすれば気持ち良くなり背中の辺りが汗ばんでくる。寒い季節に防寒して走っている奴らは数こそ少ないが気合の入っている連中が多い。

 

 無心で走るという事に集中する。目の前の景色や流れる展開は記憶に留まる事は無い。ドロップハンドルの下部を握って目は前方を捉えているが自身は心を持たない機械の様である。しかし、時々寒さで鼻水が垂れてくるのでその時は我に還る。こちらの人々は片方の鼻の穴を抑えて走行中に鼻をかむのが上手いが僕は腰に持っているペーパータオルでその都度拭いている。

 

 折り返し地点の休憩所のカフェでは焚き火が準備されていた。エスプレッソコーヒーを片手に焚き火に入れてもらう。暖かい火を眺めていると焚き火は人を癒す効力があると思った。一杯の暖かいコーヒーと伴って最高にくつろげる。このままここで焚き火にあたりながら一眠りしたい気分だった。...再び木枯らしの中を帰路に向かった。自宅に帰って熱いシャワーを浴びながら、走行中の景色は全く覚えてはいないが、焚き火の感触は音も臭いも熱も覚えている。今朝の体験から今後の自分に焚き火というテーマが憑依したのかも知れないと感じている。

 

コメント
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