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" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

エクスペデッション プロフェショナルズ

2019年11月05日 | OVERLAND EXPO EAST 2019

 現在のアメリカにおいて四駆自動車及びオートバイのエクスペデッショントレーニングを行う機関はエクスペデッションツアーの計画と執行及びトレーニング等、変動的ではあるが少なく見積もっても20以上の機関が存在する。その中でも四駆におけるエクスペデッションとトレーニングにおいてはコロラド州に基盤を置く7P International (7P Overland) そして コネチカット州に基盤を置く Overland Experts (OEX) の2つの機関が主軸であると観ている。実際に2012年に僕が講習を受けた時も彼らからなるチームであった、その時の一部の記録はおやじ達の運動会シリーズに残してあります。

 

 

 7P International を構成するスタッフにはキャメルトロフィーの経験者達が在籍している。彼等の活動がキャメルトロフィーの伝統を相続し伝達し、現在も四駆で難所を走破する為に実践されている。つまり、キャメルトロフィーのラリーは昔に終了した。しかし、そのノウハウと実践は息をしており、惜しみなく伝達され続けている。キャメルトロフィーのサインは過去のノスタルジックを使って雰囲気を醸し出しているのではなく。現在もそれが生きているという証なのである。

 

7P International によって開発された “リング” と呼ばれるプーリーの役割を持つリカバリーギア。 

 

OEX のトレーニング車、トヨタハイラックス。アメリカ市場にはハイラックスは存在しないので希少車。

 

 OEX のランクル100、実際に長時間時速120キロのフリーウェイを走破し、ロックを含まない一部未舗装地を走破するなば、こんな仕様のランドクルーザーが理にかなっている。

 

 彼らはトレーニングを提供するだけではなく実際に世界のリモートエリアにてエクスペデッショントラベリングを企画し実行している。つまり実践を通じて経験とノウハウを更に積み重ねている。基本、彼等のトレーニングはプライベートレッスンという形を取り料金的にも決して安いものではない。ところが、オーバーランドエクスポでは彼等の持つ金銭的な敷居を下げて高質なトレーニングを通常価格よりも安い値段で提供されるというメリットがある。アメリカにおける講習においては質問の時間が充分に取られるのも有り難い。

 

 オーバーランドエクスポは七夕の日の出会い織姫と彦星の様に、1年に2度(来年からは3度)プロフェショナルと庶民が出会う機会である。意識して理解して置くべき事は、街にはジープが溢れオーバーランドビークルの極相をしたSUV車両も増えつつある。その量に比べて実際のエクスペデッション プロフェッショナル達の数は一握りでしかないという事。

 

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