先日、本屋をのぞいたところ、新潮文庫の5月の新刊が出ていました。
見た名前があるなあと思って、その中の一冊を手に取りました。
それは、講談社(2003年刊)『鮨を極める』の文庫化されたもの―『鮨に生きる男たち』でした。
原著は、すし好きの著者が通いつめ、名人級と認める全国の16人のすし職人たちのお店紹介と職人伝レポートでした。
本書は、その後の経過を踏まえて、一軒一人削除の上、新たに二軒二人が収録され、一部新たに書き足したり、差し替えられたものもあり、改訂版となっています。
冒頭いきなり、「左利きで人一倍の苦労も」という「油井隆一 [き]寿司主人」。
そして、ラストを飾るのが、左利きのすし職人として有名な「小野二郎 すきばやし次郎主人」です。
左利きの職人さんでサンドイッチされた本になっています。
ただし、この小野二郎編は、原著の文章ではなく、『小説新潮』平成17年7月号に掲載された「銀座」を舞台にした達人達の一連のシリーズ中の一編に差し替えられて、より現状に近いレポートになっています。
反面、左利きの観点からいうと、若い頃の話がカットされているようで、興味半減ですが。
すし(寿司・鮨)が好きな人、左利きの“和食”の職人さんに興味のある人は、ぜひご一読を。
※新潮文庫 鮨に生きる男たち 早瀬圭一/著
心意気で客を呼ぶ。東京・名古屋・京都・金沢……17の鮨屋の主人たち。美味しい人物列伝。
*関連:左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」の記事*
・2005.5.20 左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その一 お茶でっせ版、 新生活版
・2005.5.23 <左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その二>左利きのすし職人『すきやばし次郎 旬を握る』 お茶でっせ版、 新生活版
・2005.7.17 <左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その三>『至福のすし―「すきやばし次郎」の職人芸術』山本益博 お茶でっせ版、 新生活版
※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より「新潮文庫 鮨に生きる男たち―左利きのすし職人もいます」を転載したものです。
見た名前があるなあと思って、その中の一冊を手に取りました。
それは、講談社(2003年刊)『鮨を極める』の文庫化されたもの―『鮨に生きる男たち』でした。
原著は、すし好きの著者が通いつめ、名人級と認める全国の16人のすし職人たちのお店紹介と職人伝レポートでした。
本書は、その後の経過を踏まえて、一軒一人削除の上、新たに二軒二人が収録され、一部新たに書き足したり、差し替えられたものもあり、改訂版となっています。
冒頭いきなり、「左利きで人一倍の苦労も」という「油井隆一 [き]寿司主人」。
そして、ラストを飾るのが、左利きのすし職人として有名な「小野二郎 すきばやし次郎主人」です。
左利きの職人さんでサンドイッチされた本になっています。
ただし、この小野二郎編は、原著の文章ではなく、『小説新潮』平成17年7月号に掲載された「銀座」を舞台にした達人達の一連のシリーズ中の一編に差し替えられて、より現状に近いレポートになっています。
反面、左利きの観点からいうと、若い頃の話がカットされているようで、興味半減ですが。
すし(寿司・鮨)が好きな人、左利きの“和食”の職人さんに興味のある人は、ぜひご一読を。
※新潮文庫 鮨に生きる男たち 早瀬圭一/著
心意気で客を呼ぶ。東京・名古屋・京都・金沢……17の鮨屋の主人たち。美味しい人物列伝。
*関連:左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」の記事*
・2005.5.20 左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その一 お茶でっせ版、 新生活版
・2005.5.23 <左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その二>左利きのすし職人『すきやばし次郎 旬を握る』 お茶でっせ版、 新生活版
・2005.7.17 <左利きの握りすし職人「すきやばし次郎」・その三>『至福のすし―「すきやばし次郎」の職人芸術』山本益博 お茶でっせ版、 新生活版
※本稿は、ココログ版『レフティやすおのお茶でっせ』より「新潮文庫 鮨に生きる男たち―左利きのすし職人もいます」を転載したものです。