2月10日の〈左利きグッズの日〉は、
神奈川県相模原市にある左利きグッズを扱う文房具店として有名な菊屋浦上商事が申請、2009(平成21)年に日本記念日協会から認定されました。
元々この「2月10日」は、Japan Southpaw Club(ジャパン・サウスポー・クラブ、略称JSC、川嶋健史さんを発起人として1996年7月に結成されたネット上の左利きの集まり―大路直哉『見えざる左手』巻末資料による)が、2001(平成13)年に「日本の左利きの日」として制定したもので、その後JSCの活動休止状態にともない、立ち消え?状態になっていました。
この「日本版・左利きの日(レフトの日)」に関して、私のパソコンに残っているデータの、かつて存在したJSCのサイト『(0)レ(2)フ(10)ト 02月10日は「日本の左利きの日」』の記述から、日本版の左利きの日を作った理由を要約しますと――
JSCメンバーの放送局のある人物(ラジオのディレクター、きりんさん)が「2月10日」は「0210」と表記するが、これは英語で「左」を表す「レ(0)フ(2)ト(10)」と読め、この語呂合わせによる記念日を発案し、JSCが制定したものでした。
世界的な左利きの日〈国際左利きの日INTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAY〉が「8月13日」なのですが、日本ではお盆の時期と重なるので、リアルなイベントの実施がむずかしくバーチャルなイベントしか実現できなかった。
そこで日本では別の日を制定したいとJSC内で議論していたところ、上記のようなメンバーによる案が寄せられ、この語呂合わせに感心したという会長・川嶋さんのことばもあり、採用することに決まった、というのです。
個人的にいいますと、私は「8月13日」でいいと思っていました。
でも、ほぼ半年あいていますので、まあ、年に二回あってもいいか、という気になりました。
「8月13日」の〈国際左利きの日INTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAY〉も、その創設者は左利き用品販売店の人でしたので、「2月10日」の〈左利きグッズの日〉とともに、基本的に趣旨は同じです。
〈左利きグッズの日〉が、よりグッズの普及面に力点を置いている、といえるかもしれませんけれど。
ちなみにいつも書いていることですが――
「左利きの日」で検索しますと、日本語版Wikipedia等で「8月13日」〈国際左利きの日INTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAY〉の制定が、《1992年8月13日、イギリスにある「Left-Handers Club」により》となっていますが、これは誤りです。
本当は、アメリカの左利き用品販売店のDean R. Campbellが1976年、開店1周年を記念して、Lefthanders Internationalを設立し、お店の開店日にあたる8月13日を記念日に制定した、ということです。
英語版のWikipedia等にも出ている事実です。
・・・
さて、今年の2月10日〈左利きグッズの日〉は、この先代の「日本版・左利きの日(レフトの日)」の制定から20年になります。
コロナ禍による緊急事態宣言下、何かしらのイベント等があるのかどうか、これといった情報は入ってきていません。
まあ、しかたがないといえばそうなのですが、せめてネット上だけでも何かあるといいなあ、と思います。
そういう私自身はどうするのか、と問われますと困りますがね。
アイディアはありません。
他力本願ですが、世の多くの左利きの方々並びに左利きを応援してくださる方々が何かしら行動してくださることを願っています。
・・・
私の最近の興味は、私および私たちの世代が、左利きに関して経験してきた事柄や見聞きしてきた事実をきっちりと記録しておくことです。
これらのものはすべて記録しておかないと、私や私たちの世代が死ねば、そのほとんどが失われてしまうものだからです。
そういう観点からこの頃は、たとえば私の消滅した左利きサイト『レフティやすおの左組通信』復活計画に取り組んでいます。
また、「左利き文化史年表(withレフティやすお自分史)」の作成などにチャレンジしています。
ですから私は、2月10日〈左利きグッズの日〉はお休みです。
*『レフティやすおのお茶でっせ』過去の2月10日「左利きグッズの日」の記事:
・2008.12.28
2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定される
・2009.2.10
今日2月10日は“左利きグッズの日”
・2011.2.8
左手書字考(1)左手で字を書くこと―再考:週刊ヒッキイhikkii249
・2011.2.9
「左利きグッズの日」記念「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート
・2012.2.9
2月10日は「左利きグッズの日」ですが…メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」298号告知
・2012.2.10
2月10日「左利きグッズの日」記念<LYGP>第6回2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」299号予告
・2013.2.10
今年もまた<左利きグッズの日>でした
・2015.2.10
2月10日は改称7年目の〈左利きグッズの日〉
・2016.2.9
2月10日は左利きグッズの日
・2016.2.10
2月10日は左利きグッズの日―普及の前提
・2017.2.9
2月10日〈左利きグッズの日〉をまえに左来人(Right Hidari)『左利きあるある 右利きないない』を買う読む
・2017.2.10
左手左利き専用グッズ開発「レフティー21プロジェクト」菊屋浦上商事呼びかけ
・2018.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―どこまで進む「左利き」容認―産経新聞投書から
・2019.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと
(新生活版)2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと
・2020.2.8
2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり
(新生活版)2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり
[カテゴリ] 2月10日左利きグッズの日
--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉
--
神奈川県相模原市にある左利きグッズを扱う文房具店として有名な菊屋浦上商事が申請、2009(平成21)年に日本記念日協会から認定されました。
元々この「2月10日」は、Japan Southpaw Club(ジャパン・サウスポー・クラブ、略称JSC、川嶋健史さんを発起人として1996年7月に結成されたネット上の左利きの集まり―大路直哉『見えざる左手』巻末資料による)が、2001(平成13)年に「日本の左利きの日」として制定したもので、その後JSCの活動休止状態にともない、立ち消え?状態になっていました。
この「日本版・左利きの日(レフトの日)」に関して、私のパソコンに残っているデータの、かつて存在したJSCのサイト『(0)レ(2)フ(10)ト 02月10日は「日本の左利きの日」』の記述から、日本版の左利きの日を作った理由を要約しますと――
JSCメンバーの放送局のある人物(ラジオのディレクター、きりんさん)が「2月10日」は「0210」と表記するが、これは英語で「左」を表す「レ(0)フ(2)ト(10)」と読め、この語呂合わせによる記念日を発案し、JSCが制定したものでした。
世界的な左利きの日〈国際左利きの日INTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAY〉が「8月13日」なのですが、日本ではお盆の時期と重なるので、リアルなイベントの実施がむずかしくバーチャルなイベントしか実現できなかった。
そこで日本では別の日を制定したいとJSC内で議論していたところ、上記のようなメンバーによる案が寄せられ、この語呂合わせに感心したという会長・川嶋さんのことばもあり、採用することに決まった、というのです。
個人的にいいますと、私は「8月13日」でいいと思っていました。
でも、ほぼ半年あいていますので、まあ、年に二回あってもいいか、という気になりました。
「8月13日」の〈国際左利きの日INTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAY〉も、その創設者は左利き用品販売店の人でしたので、「2月10日」の〈左利きグッズの日〉とともに、基本的に趣旨は同じです。
〈左利きグッズの日〉が、よりグッズの普及面に力点を置いている、といえるかもしれませんけれど。
ちなみにいつも書いていることですが――
「左利きの日」で検索しますと、日本語版Wikipedia等で「8月13日」〈国際左利きの日INTERNATIONAL LEFT-HANDERS DAY〉の制定が、《1992年8月13日、イギリスにある「Left-Handers Club」により》となっていますが、これは誤りです。
本当は、アメリカの左利き用品販売店のDean R. Campbellが1976年、開店1周年を記念して、Lefthanders Internationalを設立し、お店の開店日にあたる8月13日を記念日に制定した、ということです。
英語版のWikipedia等にも出ている事実です。
・・・
さて、今年の2月10日〈左利きグッズの日〉は、この先代の「日本版・左利きの日(レフトの日)」の制定から20年になります。
コロナ禍による緊急事態宣言下、何かしらのイベント等があるのかどうか、これといった情報は入ってきていません。
まあ、しかたがないといえばそうなのですが、せめてネット上だけでも何かあるといいなあ、と思います。
そういう私自身はどうするのか、と問われますと困りますがね。
アイディアはありません。
他力本願ですが、世の多くの左利きの方々並びに左利きを応援してくださる方々が何かしら行動してくださることを願っています。
・・・
私の最近の興味は、私および私たちの世代が、左利きに関して経験してきた事柄や見聞きしてきた事実をきっちりと記録しておくことです。
これらのものはすべて記録しておかないと、私や私たちの世代が死ねば、そのほとんどが失われてしまうものだからです。
そういう観点からこの頃は、たとえば私の消滅した左利きサイト『レフティやすおの左組通信』復活計画に取り組んでいます。
また、「左利き文化史年表(withレフティやすお自分史)」の作成などにチャレンジしています。
ですから私は、2月10日〈左利きグッズの日〉はお休みです。
*『レフティやすおのお茶でっせ』過去の2月10日「左利きグッズの日」の記事:
・2008.12.28
2月10日は左利きグッズの日、日本記念日協会で認定される
・2009.2.10
今日2月10日は“左利きグッズの日”
・2011.2.8
左手書字考(1)左手で字を書くこと―再考:週刊ヒッキイhikkii249
・2011.2.9
「左利きグッズの日」記念「第5回<LYグランプリ>2011」読者大賞アンケート
・2012.2.9
2月10日は「左利きグッズの日」ですが…メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」298号告知
・2012.2.10
2月10日「左利きグッズの日」記念<LYGP>第6回2012:メルマガ「左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii」299号予告
・2013.2.10
今年もまた<左利きグッズの日>でした
・2015.2.10
2月10日は改称7年目の〈左利きグッズの日〉
・2016.2.9
2月10日は左利きグッズの日
・2016.2.10
2月10日は左利きグッズの日―普及の前提
・2017.2.9
2月10日〈左利きグッズの日〉をまえに左来人(Right Hidari)『左利きあるある 右利きないない』を買う読む
・2017.2.10
左手左利き専用グッズ開発「レフティー21プロジェクト」菊屋浦上商事呼びかけ
・2018.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―どこまで進む「左利き」容認―産経新聞投書から
・2019.2.10
2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと
(新生活版)2月10日は「左利きグッズの日」―に思うこと
・2020.2.8
2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり
(新生活版)2020年2月10日は令和初の〈左利きグッズの日〉-文末に嬉しい情報あり
[カテゴリ] 2月10日左利きグッズの日
--
『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
〈日本版左利きの日〉から20年、2月10日は〈左利きグッズの日〉
--