『左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii』第576号 別冊編集後記
第576号(No.576) 2020/8/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~21 川口和久『反逆の左腕』から(3)」
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※『週刊ヒッキイ』は、
・ 2014年7月より
月二回(第一・第三土曜日)の発行に変更しました。
・ 2019年10月より
第一・第三土曜日の発行は、新規配信
第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
に変更しました。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
引き続き、再配信はしばらくお休みとします。
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◆◇◆◇◆ 左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii ◆◇◆◇◆
【左利きを考えるレフティやすおの左組通信】メールマガジン
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右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして
左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第576号(No.576) 2020/8/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~21 川口和久『反逆の左腕』から(3)」
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過去の左利きの人たちの言葉を紹介しながら、
先輩の証言から学ぼう、というテーマの
21回目です。
元広島カープのエース・川口和久投手が
引退後に出版された異色の野球本で、
左利き必読ともいうべき、左利きの人の特徴や性格、
左利きの投手の心理やらなにやらから考察した
“サウスポー(左腕投手)論”の著書『反逆の左腕』から、
私がとても気になった部分を紹介する3回目です。
『反逆の左腕 サウスポー投手、極上の一球は、
マウンドで自分の世界にはいったときに生まれる』
川口和久/著 ネコ・パブリッシング 2001.8
目次
第1章 マウンドの芸術家―サウスポーは勝負だけではなく、
投球の美しさを追究する
第2章 左のエースと右のエース―サウスポーは投球術ではなく、
感性でバッターを制圧する
第3章 サウスポー使いの名人達―サウスポーは
自分の長所を伸ばしてくれる人間には頭が上がらない
第4章 左対左・左対右の醍醐味―サウスポーは
最強の敵を相手にしたとき、思いがけない力を発揮する
金田正一、江夏豊、大野豊、新浦寿夫、石井一久…
人々を魅了してきたサウスポーには、
とんでもない個性があった!これは暴論か?あるいは新理論か?
かつてない野球論、ここに誕生。
史上に残る名投手・金田、三振にこだわった・江夏、
現役では工藤、石井など、左投手には右投手にはない魅力がある。
「三振こそ投手の華」を貫いた川口和久が語る新たな投手論。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から ~快適左利きライフのために~ 21
◆ 「サウスポー」は特別な言葉 ◆
サウスポーによる、サウスポーのための、サウスポーの本
川口和久『反逆の左腕』から(3)微妙な感覚
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回も、
「第1章 マウンドの芸術家―サウスポーは勝負だけではなく、
投球の美しさを追究する」
から。
●野球――右利き用に作られたスポーツ
●なぜ、左利きのキャッチャーは存在しないのか
●ファースト以外の内野手は右利き
《左利きの人間が右利きの人間に比べて
ハンデを背負わなくてはいけないのが、
野球というスポーツの始まりであり、
それは野球というスポーツが生まれた当初は、
左利きの人間が必要とされなかったことを
証明しているのではないでしょうか。》
●ベースランニングも右利き用
《すべての左利きの人間は、
右利きの人間と同じ条件の元で走ることが
余儀なくされているわけです。》
《もし、世の中で左利きの人間のほうが一般的なら、
野球はベースを時計回りに走るスポーツになっていた
のではないでしょうか。
現在は、諸事情から左ピッチャー左バッターが
有利な時代といわれていますが、
野球のルールを、打ってから三塁方向に走る競技に変えたら、
右利きの方はすぐに対応できるでしょうか。》
●野球が「右利きのためのスポーツ」である証明
●サウスポーのハンデは左利き用のグラブにある
《イチロー君の諸要求に応えようと、
完璧に近いグラブを作ってくれるのは、
彼が右利きであるがゆえなのです。》
《残念ながら、サウスポー用のグラブでは、
そうはなりません。理由は簡単です。
グラブを作る職人さんが右利きだからです。
つまり、右利きの職人さんが、
自分では決して使うことのない
左利き用のグラブを作っているところに
微妙な問題が生じてくるのです。》
●右利きの人では修正できない微妙な感覚
●右利きの人間には理解できない感覚
《職人さん達が「これだ」と思っても、
実際の左利きの人とは違う感覚といえるでしょう。
力のはいり具合、抜け具合はわずかに違うからです。/
もちろん、同じ左利きといっても、
グラブの好みに個人差があります。(略)
右利きの人間と左利きの人間の持つ感覚の差は、
そんな個人差、誤差を越えてしまっているのです。》
《その道のプロであっても、
絶対に右利きの人間には理解できない感覚だと思います。
(略)右利きの人間と左利きの人間とは、
右手と左手の力のバランス、
握力がまったく正反対といえます。
そこに問題点が存在しているのです。》
《ほとんどのサウスポーは、
僕と同じ苦労をしていると思います。(略)
左利きで、しかも野球経験のある職人さんが
サウスポーのグラブを作ってくれる日は
果たしてくるのでしょうか。》
●単純な左右反転だけでは左用にはならない
●字を書く場合
●左利き自身が左利き用品をつくろう
左利き用品は、左利きの人の意見を反映したものにして欲しい、
というのが、願いです。
製品のモニターだけでなく、
できればデザイナーさんや設計者、職人さん自身が、
左利きであれば最良なのだろう、と思います。
製作の初期の段階から、
左利きの人自身が、積極的に声を出し、
正しい意見を通して行ければ、と思います。
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本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~21 川口和久『反逆の左腕』から(3)」を紹介しています。
野球が右利きのために作られたスポーツだという川口さん。
内野の守備や走塁の方向など。
そして、左利きのハンデはグローブにあるという。
名人の右利きの職人さんであっても、その作る左利き用グラブには問題があるという。
それは、自身が左利きではないために、右利きと左利きの微妙な感覚の差がつかめないのだ、と。
そこで、私の結論が上に一部示した言葉です。
本紙からの転載は、一部のみで、省略した部分が色々あります。
全文をご覧になりたい方は、ぜひ、下↓から弊誌の登録をお願いいたします。
・・・
詳細は、本誌で。
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
左利き者の証言から~21 川口和久『反逆の左腕』(3)-週刊ヒッキイ第576号
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第576号(No.576) 2020/8/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~21 川口和久『反逆の左腕』から(3)」
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・ 2019年10月より
第一・第三土曜日の発行は、新規配信
第二・第四土曜日の発行は、バックナンバーからの再配信
に変更しました。
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左利きおよび利き手についていっしょに考えてゆきましょう!
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第576号(No.576) 2020/8/1
「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から~21 川口和久『反逆の左腕』から(3)」
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過去の左利きの人たちの言葉を紹介しながら、
先輩の証言から学ぼう、というテーマの
21回目です。
元広島カープのエース・川口和久投手が
引退後に出版された異色の野球本で、
左利き必読ともいうべき、左利きの人の特徴や性格、
左利きの投手の心理やらなにやらから考察した
“サウスポー(左腕投手)論”の著書『反逆の左腕』から、
私がとても気になった部分を紹介する3回目です。
『反逆の左腕 サウスポー投手、極上の一球は、
マウンドで自分の世界にはいったときに生まれる』
川口和久/著 ネコ・パブリッシング 2001.8
目次
第1章 マウンドの芸術家―サウスポーは勝負だけではなく、
投球の美しさを追究する
第2章 左のエースと右のエース―サウスポーは投球術ではなく、
感性でバッターを制圧する
第3章 サウスポー使いの名人達―サウスポーは
自分の長所を伸ばしてくれる人間には頭が上がらない
第4章 左対左・左対右の醍醐味―サウスポーは
最強の敵を相手にしたとき、思いがけない力を発揮する
金田正一、江夏豊、大野豊、新浦寿夫、石井一久…
人々を魅了してきたサウスポーには、
とんでもない個性があった!これは暴論か?あるいは新理論か?
かつてない野球論、ここに誕生。
史上に残る名投手・金田、三振にこだわった・江夏、
現役では工藤、石井など、左投手には右投手にはない魅力がある。
「三振こそ投手の華」を貫いた川口和久が語る新たな投手論。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23―
左利き者の証言から ~快適左利きライフのために~ 21
◆ 「サウスポー」は特別な言葉 ◆
サウスポーによる、サウスポーのための、サウスポーの本
川口和久『反逆の左腕』から(3)微妙な感覚
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回も、
「第1章 マウンドの芸術家―サウスポーは勝負だけではなく、
投球の美しさを追究する」
から。
●野球――右利き用に作られたスポーツ
●なぜ、左利きのキャッチャーは存在しないのか
●ファースト以外の内野手は右利き
《左利きの人間が右利きの人間に比べて
ハンデを背負わなくてはいけないのが、
野球というスポーツの始まりであり、
それは野球というスポーツが生まれた当初は、
左利きの人間が必要とされなかったことを
証明しているのではないでしょうか。》
●ベースランニングも右利き用
《すべての左利きの人間は、
右利きの人間と同じ条件の元で走ることが
余儀なくされているわけです。》
《もし、世の中で左利きの人間のほうが一般的なら、
野球はベースを時計回りに走るスポーツになっていた
のではないでしょうか。
現在は、諸事情から左ピッチャー左バッターが
有利な時代といわれていますが、
野球のルールを、打ってから三塁方向に走る競技に変えたら、
右利きの方はすぐに対応できるでしょうか。》
●野球が「右利きのためのスポーツ」である証明
●サウスポーのハンデは左利き用のグラブにある
《イチロー君の諸要求に応えようと、
完璧に近いグラブを作ってくれるのは、
彼が右利きであるがゆえなのです。》
《残念ながら、サウスポー用のグラブでは、
そうはなりません。理由は簡単です。
グラブを作る職人さんが右利きだからです。
つまり、右利きの職人さんが、
自分では決して使うことのない
左利き用のグラブを作っているところに
微妙な問題が生じてくるのです。》
●右利きの人では修正できない微妙な感覚
●右利きの人間には理解できない感覚
《職人さん達が「これだ」と思っても、
実際の左利きの人とは違う感覚といえるでしょう。
力のはいり具合、抜け具合はわずかに違うからです。/
もちろん、同じ左利きといっても、
グラブの好みに個人差があります。(略)
右利きの人間と左利きの人間の持つ感覚の差は、
そんな個人差、誤差を越えてしまっているのです。》
《その道のプロであっても、
絶対に右利きの人間には理解できない感覚だと思います。
(略)右利きの人間と左利きの人間とは、
右手と左手の力のバランス、
握力がまったく正反対といえます。
そこに問題点が存在しているのです。》
《ほとんどのサウスポーは、
僕と同じ苦労をしていると思います。(略)
左利きで、しかも野球経験のある職人さんが
サウスポーのグラブを作ってくれる日は
果たしてくるのでしょうか。》
●単純な左右反転だけでは左用にはならない
●字を書く場合
●左利き自身が左利き用品をつくろう
左利き用品は、左利きの人の意見を反映したものにして欲しい、
というのが、願いです。
製品のモニターだけでなく、
できればデザイナーさんや設計者、職人さん自身が、
左利きであれば最良なのだろう、と思います。
製作の初期の段階から、
左利きの人自身が、積極的に声を出し、
正しい意見を通して行ければ、と思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
本誌では、「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ ―その23― 左利き者の証言から~21 川口和久『反逆の左腕』から(3)」を紹介しています。
野球が右利きのために作られたスポーツだという川口さん。
内野の守備や走塁の方向など。
そして、左利きのハンデはグローブにあるという。
名人の右利きの職人さんであっても、その作る左利き用グラブには問題があるという。
それは、自身が左利きではないために、右利きと左利きの微妙な感覚の差がつかめないのだ、と。
そこで、私の結論が上に一部示した言葉です。
本紙からの転載は、一部のみで、省略した部分が色々あります。
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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
左利き者の証言から~21 川口和久『反逆の左腕』(3)-週刊ヒッキイ第576号
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