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中国の古代思想を読んでみよう(32)『孫子』前編

2019-09-30 | 本・読書
―第256号「レフティやすおの楽しい読書」別冊 編集後記

★古典から始める レフティやすおの楽しい読書★
2019(令和元)年9月30日号(No.256)-190930-「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(32)『孫子』前編」


◇◆◇◆ 古典から始める レフティやすおの楽しい読書 ◆◇◆◇
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2019(令和元)年9月30日号(No.256)-190930-「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(32)『孫子』前編」
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「古代中国編―
中国の古代思想を読んでみよう(32)『孫子』前編  
◆ ビジネス戦略論の参考書 ◆
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 ひさしぶりに、古代中国編・古代思想の32回目。

 四書五経を終え、改めて諸子百家を見てきました。
 道家・道教の代表である老荘列を終え、
孟子に否定・批判された墨楊の思想と言われた楊朱、墨子、
 さらに荀子、韓非子の思想を見てきました。
  
 さて今回は、いよいよ諸子百家の最終回、『孫子』の登場です。

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◆ ビジネス戦略論の参考書 ◆
 古代中国編―中国の古代思想を読んでみよう(32)
  『孫子』 前編
  ~ 古代兵法・軍学の理論書 ~
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 ●『孫子』――古代兵法・軍学の書
 ●二人の孫子と二つの『孫子』
 ●『孫子』――戦術・戦略論
 ●谷沢永一《敵を瞞(だま)して勝つのが戦争》
 ●13編の内容
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● 『孫子』を読む
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 ● 『孫子』原典・注釈書を読む

▲★『新訂 孫子』金谷治訳注 岩波文庫 2000/4/14
―原文・読み下し文・訳注・現代語訳・(巻末)語句索引:
 有名な語句等を調べるのに重宝。
 「銀雀山漢墓竹簡・孫子兵法」の残存部分と照合した新訂版。

▲★『孫子』町田三郎訳 中公文庫〈BIBLIO〉改版 2001/11/25
―読み下し文・訳注・現代語訳。「原文」なしがマイナスか。

★『中国の思想 孫子・呉子』村山孚/訳 徳間書店 1996/4/1
―『孫子』『呉子』(ともに全訳)『尉繚子』『六韜』『三略』
 『司馬法』『李衛公問対』の「武経七書」の翻訳(一部抄訳)と
 解説。『孫ぴん兵法』(抄訳)を付録として収録。

★『孫子』浅野裕一/著 講談社学術文庫 1997/6/10
―1972年、山東省臨沂県銀雀山漢墓出土の竹簡版を元にした翻訳。
 欠如を「宋本十一家注本」で補う。竹簡本に合わせ、「火攻篇」
 と「用間篇」を入れ替え、全体のまとめの内容を持つ「火攻篇」
 を末尾に配している。


 ● 参考書

★『孫■(ぴん)兵法―もうひとつの『孫子』』金谷治/訳
ちくま学芸文庫 2008/10/8
―1972年、山東省臨沂県銀雀山漢墓から出土した竹簡によって復元
 された戦国時代後期の孫ぴんの兵法書と推定される著作の翻訳。

★『アミオ訳 孫子[漢文・和訳完全対照版]』守谷淳監訳・注解
 臼井真紀訳 ちくま学芸文庫 2016/4/6
―18世紀後半、中国に派遣されたイエズス会の宣教師アミオにより
 フランス語に翻訳された。ナポレオンが『孫子』を読んでいたと
 いう伝説を生んだとも言われる。独自解釈を含む翻訳。

★『[現代語訳]孫子』杉之尾宜生/編著 日経ビジネス人文庫 2019/1/8
―防衛大学卒で元陸上自衛隊員で、防衛大教授も務めた軍事専門家
 による翻訳。独自のレイアウトでわかりやすく解説。


 ● 『孫子』入門書・解説書を読む

★『孫子 解答のない兵法 書物誕生 あたらしい古典入門』  
平田昌司/著 岩波書店 2009.4
―中国語研究者の手になる入門書。アミオ版にも触れている。

▲★『400字で読み解く明快人間史』谷沢永一 海竜社 2004
―400字で要約する人間文化史。
 短いことはよいことだと信じ、古典の要約ではなく、
 役立つ智恵のみを絞り上げた人類の英知の考課表。

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本誌は、中国の古代思想を読んでみよう(32)『孫子』前編」です。

今回は、著者・孫子と著作『孫子』に関する概要の紹介でした。

以前、テレビ番組のNHK・Eテレ『100分de名著』で『孫子』を取り上げたときのブログ記事がありますので、それをあげておきましょう。

2014.3.4
戦わずして勝つ『孫子』~NHK100分de名著2014年3月

『孫子』は、『論語』と並んで、現代でも人気の中国古代思想の書です。
「孫子の兵法」として、部下を動かす方法であったり、勝つための戦略の立て方であったり等々、ビジネスの現場でも有効なヒントがあるようです。

座右の書としている人も少なくないようです。

分量的にも小著で、比較的気軽に手に取れるのではないではないでしょうか。
ぜひ、ご一読を!

 ・・・

さて、諸子百家もいよいよこの『孫子』、次回の後編で終了です。

今後の予定は、今のところ決まっていません。

できれば、苦手での分野ではありますが、詩を取り上げてみようかと考えています。
漢詩・唐詩ですね。

さてその辺はまだ先のお話です。
お楽しみに。

 ・・・

では、詳細は本誌で!

*本誌のお申し込み等は、下↓から
(まぐまぐ!)『(古典から始める)レフティやすおの楽しい読書』

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『レフティやすおのお茶でっせ』より転載
中国の古代思想を読んでみよう(32)『孫子』前編
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