祈りの気持ち

つい最近バリ島へ行ってきた方から

「バリ島には各家に祭壇があり
　1日3回神に感謝してお供えをするそうです。
　バリ島で災害があったときに家が崩れても
　祭壇だけは残ったそうです・・・」

というメールをいただきました。

これを読んで私は、う～ん・・・と考えました。

日本でもずっとずっと昔は
身の回りのいろいろな自然に神の存在を感じ
手を合わせたり、感謝をささげたりしていたんだろうな。。。

「信仰」というとちょっと重たくなる言葉ですが、
宇宙の理（ことわり）そのものが神秘なわけで
私たちそれぞれがが「命」として存在しているのも
これまた神秘・・・

この「神秘」の後ろにはやはり
目には見えない人智を超えた存在がいるはず・・・

それが「神」なのかもしれないし「宇宙」なのかもしれない。
そして、そういう存在に
自分がこの世に「命」を授かったことを感謝し
そして、日々健やかに過ごせていることに
感謝の気持ちをささげる・・・

よくよく考えてみると・・・
バリ島での1日3回のお祈りも
ごくごく自然のことのようにすら感じます。

戦後日本では・・・
昔からあった素朴な、見えないものへの信仰が
根こそぎ、ごっそり抜き取られたような気がします。

だから・・・
心のよりどころを求めてそのエネルギーが
カルトや新興宗教の極端な信仰へ走ったり
「スピリチュアル」といわれる妙な方向へ行ったり。。。

はては・・・年間3万人もの人々が自殺してしまったり。

もっと純粋な意味での「祈り」の気持ち。
自分が生きているという「神秘」に感謝し
だからこそ、かけがえのない毎日を幸せに過ごす・・・

素朴な「祈り」の気持ちを持ち続けることができたら
きっと穏やかに日々過ごせるんだろうな～なんて考えておりました。

バリ島は行ったことがないので
がぜん、行きたくなりました！！！