ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

「江の川」の流れ・・・

2012年10月19日 | 2012年10月島根の旅♪
幼い、物心ついたころからいつも耳にしていた地名がありました。
それは・・・「江津」(ごうつ)
島根県江津市のことです。

私は生まれ育ったのは福岡県ですが
父方の祖父は実は島根県は江津の出身だったのです。
明治生まれの祖父は兄弟が多かったので
福岡の親類に養子に出され、そのまま福岡で人生を過ごしました。

そのいきさつを私は幼いころ父親から何度となく聞かされ、
「江津」という地名が頭の中にインプットされていました。

だからと言って特に島根や江津を意識することなく
そのまま大人になってしまいました。

両親と二人の弟たちはお墓参りと旅行をかねて
江津の地を訪れていたのですが
当時私は大学からの交換留学で
1年間アメリカ暮らしをしていたために
同行することができませんでした。

そのまま時が過ぎること30年・・・

相変わらず「江津」も「島根」も
私の意識から遠いところにありました。
ところが・・・
去年末くらいから私のDNAのルーツの地に行ってみたい。
風景を見てみたい・・・そんな思いが湧いてきました。
年を取ってきたせいかもしれません(笑)

でも・・・遠いし・・・と思っていましたが
6月末にいつも演奏聴きにいらしてくださる方が
江津の隣の「浜田」のご出身という話しを伺い
島根の話が盛り上がり
「そうだ!!! 行こう、島根に!」

せっかくだったら島根でライアー演奏できないかな~と思い
私のCDを取り扱ってくださっている
島根は松江の「トライアングル」の勝本さんに相談させていただくと
「松江でみのさんのライアーコンサートをしましょう!」と
快く主催を引き受けてくださったのです。
(ありがたや、ありがたや)

島根行きまであと10日!という時になり
勝本さんからお電話をいただきました。
お知り合いの養護学校の先生が
今、江津の養護学校に勤務していて
「江津にいらっしゃるついでに
 養護学校でライアー演奏してもらえないですか・・・?」
というお話。

「もちろん!喜んで演奏させていただきます~♪」

小学校・中学校・高校が一緒の養護学校で
車いすに乗った生徒さんたち
そして教職員の方々が熱心にライアーの音色に耳を傾けてくださり
あたたかな拍手をいただきました。



演奏会場となった教室からは日本海が見えます。
「私のご先祖様・・・
私はおかげさまで元気にライアー弾いております。
いのちをありがとうございます・・・」

思いがけず江津という場所で
ライアーが演奏できたことの偶然と、
その偶然を繋いでくださった方々へ感謝の気持ちでいっぱいです。

タクシーの中から見た
江津の真ん中を日本海へ向かって流れる「江の川」
深い山に囲まれた谷を優雅に清らかに流れる江の川

その流れは私のいのちを繋いでくれた人たちが
何十年も、何百年も前に・・・
確かに見ていた「流れ」
確かに見ていた「風景」

そんな風に思うと何もかもが不思議で
そしてとっても嬉しく有り難く思えてきたのです。

と・・・めちゃくちゃ長文になってしまいましたが
私が松江へ行く「いきさつ」でしたとさ。

長文最後までお読みいただきありがとうございます。
コメント (2)
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