幼い、物心ついたころからいつも耳にしていた地名がありました。
それは・・・「江津」(ごうつ)
島根県江津市のことです。
私は生まれ育ったのは福岡県ですが
父方の祖父は実は島根県は江津の出身だったのです。
明治生まれの祖父は兄弟が多かったので
福岡の親類に養子に出され、そのまま福岡で人生を過ごしました。
そのいきさつを私は幼いころ父親から何度となく聞かされ、
「江津」という地名が頭の中にインプットされていました。
だからと言って特に島根や江津を意識することなく
そのまま大人になってしまいました。
両親と二人の弟たちはお墓参りと旅行をかねて
江津の地を訪れていたのですが
当時私は大学からの交換留学で
1年間アメリカ暮らしをしていたために
同行することができませんでした。
そのまま時が過ぎること30年・・・
相変わらず「江津」も「島根」も
私の意識から遠いところにありました。
ところが・・・
去年末くらいから私のDNAのルーツの地に行ってみたい。
風景を見てみたい・・・そんな思いが湧いてきました。
年を取ってきたせいかもしれません(笑)
でも・・・遠いし・・・と思っていましたが
6月末にいつも演奏聴きにいらしてくださる方が
江津の隣の「浜田」のご出身という話しを伺い
島根の話が盛り上がり
「そうだ!!! 行こう、島根に!」
せっかくだったら島根でライアー演奏できないかな~と思い
私のCDを取り扱ってくださっている
島根は松江の「トライアングル」の勝本さんに相談させていただくと
「松江でみのさんのライアーコンサートをしましょう!」と
快く主催を引き受けてくださったのです。
(ありがたや、ありがたや)
島根行きまであと10日!という時になり
勝本さんからお電話をいただきました。
お知り合いの養護学校の先生が
今、江津の養護学校に勤務していて
「江津にいらっしゃるついでに
養護学校でライアー演奏してもらえないですか・・・?」
というお話。
「もちろん!喜んで演奏させていただきます~♪」
小学校・中学校・高校が一緒の養護学校で
車いすに乗った生徒さんたち
そして教職員の方々が熱心にライアーの音色に耳を傾けてくださり
あたたかな拍手をいただきました。
演奏会場となった教室からは日本海が見えます。
「私のご先祖様・・・
私はおかげさまで元気にライアー弾いております。
いのちをありがとうございます・・・」
思いがけず江津という場所で
ライアーが演奏できたことの偶然と、
その偶然を繋いでくださった方々へ感謝の気持ちでいっぱいです。
タクシーの中から見た
江津の真ん中を日本海へ向かって流れる「江の川」
深い山に囲まれた谷を優雅に清らかに流れる江の川
その流れは私のいのちを繋いでくれた人たちが
何十年も、何百年も前に・・・
確かに見ていた「流れ」
確かに見ていた「風景」
そんな風に思うと何もかもが不思議で
そしてとっても嬉しく有り難く思えてきたのです。
と・・・めちゃくちゃ長文になってしまいましたが
私が松江へ行く「いきさつ」でしたとさ。
長文最後までお読みいただきありがとうございます。
それは・・・「江津」(ごうつ)
島根県江津市のことです。
私は生まれ育ったのは福岡県ですが
父方の祖父は実は島根県は江津の出身だったのです。
明治生まれの祖父は兄弟が多かったので
福岡の親類に養子に出され、そのまま福岡で人生を過ごしました。
そのいきさつを私は幼いころ父親から何度となく聞かされ、
「江津」という地名が頭の中にインプットされていました。
だからと言って特に島根や江津を意識することなく
そのまま大人になってしまいました。
両親と二人の弟たちはお墓参りと旅行をかねて
江津の地を訪れていたのですが
当時私は大学からの交換留学で
1年間アメリカ暮らしをしていたために
同行することができませんでした。
そのまま時が過ぎること30年・・・
相変わらず「江津」も「島根」も
私の意識から遠いところにありました。
ところが・・・
去年末くらいから私のDNAのルーツの地に行ってみたい。
風景を見てみたい・・・そんな思いが湧いてきました。
年を取ってきたせいかもしれません(笑)
でも・・・遠いし・・・と思っていましたが
6月末にいつも演奏聴きにいらしてくださる方が
江津の隣の「浜田」のご出身という話しを伺い
島根の話が盛り上がり
「そうだ!!! 行こう、島根に!」
せっかくだったら島根でライアー演奏できないかな~と思い
私のCDを取り扱ってくださっている
島根は松江の「トライアングル」の勝本さんに相談させていただくと
「松江でみのさんのライアーコンサートをしましょう!」と
快く主催を引き受けてくださったのです。
(ありがたや、ありがたや)
島根行きまであと10日!という時になり
勝本さんからお電話をいただきました。
お知り合いの養護学校の先生が
今、江津の養護学校に勤務していて
「江津にいらっしゃるついでに
養護学校でライアー演奏してもらえないですか・・・?」
というお話。
「もちろん!喜んで演奏させていただきます~♪」
小学校・中学校・高校が一緒の養護学校で
車いすに乗った生徒さんたち
そして教職員の方々が熱心にライアーの音色に耳を傾けてくださり
あたたかな拍手をいただきました。
演奏会場となった教室からは日本海が見えます。
「私のご先祖様・・・
私はおかげさまで元気にライアー弾いております。
いのちをありがとうございます・・・」
思いがけず江津という場所で
ライアーが演奏できたことの偶然と、
その偶然を繋いでくださった方々へ感謝の気持ちでいっぱいです。
タクシーの中から見た
江津の真ん中を日本海へ向かって流れる「江の川」
深い山に囲まれた谷を優雅に清らかに流れる江の川
その流れは私のいのちを繋いでくれた人たちが
何十年も、何百年も前に・・・
確かに見ていた「流れ」
確かに見ていた「風景」
そんな風に思うと何もかもが不思議で
そしてとっても嬉しく有り難く思えてきたのです。
と・・・めちゃくちゃ長文になってしまいましたが
私が松江へ行く「いきさつ」でしたとさ。
長文最後までお読みいただきありがとうございます。