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ライア-(竪琴)大好き!~Tomoko Leier Salon へようこそ♪~

ライアー(竪琴)奏者の三野友子です。ライア-や日常生活のこと、あれこれを気ままに綴ってます♪

魅惑のチェンバロ♪

2013年06月05日 | おんがく日記
つい先日のこと「歌」の発表会がありました。
場所はあこがれの東京オペラシティの「近江楽堂」
去年の夏から声楽家の先生のところで
レッスンを受けていて、生徒の発表会でした。

その先生の歌声は本当に素敵で・・・
おまけにお稽古はチェンバロで歌の伴奏をしてくださるのです。
もう、レッスン時間がうっとり・・・なんですよ。

発表会の参加生徒の大半はかわいい子供たち!
チェンバロを弾いたり、
チェンバロの伴奏で天使の歌声を披露してくれました。

オトナの参加者は私を含めて4名。

先生のチェンバロの伴奏とともに
イタリア歌曲を歌いながら
思わず・・・
初めての歌の発表会のことを思い出してしまいました。

時はさかのぼること16年前。
実は・・・ライアーを始める1年前に
突如として歌を習い始めました。

当時、ドイツに住んでいたのですが
とにかく大声を出してストレスを発散したい!
という衝動に駆られて
歌なんて歌ったこともないのに
「なんでもいいから
  歌いたい~~~っ!歌わせてくれ~~!」と
日本人クラブで声楽の先生を紹介してもらいました。
(↑ 相当にストレスがたまっていたらしい・・・)

まあ、発作的に衝動的に習い始めたものの
なかなか声は出ないわ、
イタリア語はちんぷんかんだわ
音符は読めないわで結構大変でした。

習い始めた次の年に
先生から半ば強引にすすめられて
初めて「発表会」に出たわけです。

生まれて初めて人前で歌うというドキドキな経験。

当時仲良くしていた日本人の女性から
「ハナエ・モリ」のワンピースを貸してもらい
一張羅のパールのネックレスをつけ
イタリア歌曲を歌いながら
声は上ずる、
目はかすむ
膝はがくがくする
指は小刻みに震える・・・

「なんで私はこんなにも恥ずかしいことをしているんだ~っ!!!」
と心の中で悶絶しながら、
やっと歌い終わったときはもうへとへと。

しかし、そんな思いをしながらも
かなりの「非日常体験」は
当時の私に、ささやかな「勇気」をくれました。

しみじみ思えば
今の私がやっているライアーの演奏活動は
膝をがくがくさせて
人の前で歌ったことの延長線上にいるわけで・・・

人生というものは、わからんもんです。

歌の上達はなかなか・・・難しいのですが
また来年もチェンバロの伴奏とともに
歌えるかと思うと、楽しみ・・・です。
コメント (2)
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