昨日に続きコミックマーケットの話題になりますがかなり重要なお話になります。
今日の未明にあれこれネット内を彷徨いていたところ、このような記事が目にとまりました。
一体何事かと思い早速リンク先に飛んでみました。
昨日付でコミックマーケット準備会の共同代表の名で出されたお知らせで内容を要約すると
1.コミックマーケット参加者への手荷物確認の実施
2.開催期間中の一部エスカレーターの運用停止のお知らせ
がコミケ開催期間中は使えないという旨の内容でした。
エスカレーターに関しては事故のあった西ホールのエスカレーターは元々コミケ期間中の使用頻度が低く、また会議棟のエスカレーターはエレベーターで代用するとのことで大きな混乱は今のところなさそうです。
問題は手荷物確認の件でmixiなどでも波紋が広がっている状態です。
以下、コミックマーケット公式サイトからの引用です。
<手荷物確認実施の経緯と説明>
7月以来ネット等でのコミックマーケットへの脅迫行為が複数ありました。加えて、昨今の様々な事案がある状況において、当局より手荷物確認の実施について強い指導があり、残念ながらこのような対応を取らざる得ない事態となってしまいました。
これまで、準備会は「参加者は全て平等であり、可能な限り誰でも受け容れる自由な表現の場」として、コミックマーケットを運営してきました。参加者の安全を確保した上で、参加者の自主性を尊重したできる限り規制の少ない形での開催に努めてきました。したがって、今回の対応については、参加者の安全確保・コミケット開催の継続のためには必要な措置と考えておりますが、本当に残念でなりません。
コミックマーケットのサークル参加申込書セット内の「コミケット・マニュアル」2ページの「コミケットの理念と目的」のおいて、以下の記述があります。
「(前略)コミケットに参加の意思を持つサークル、人全てを容認し、受け入れていくよう努力しなければなりません。物理的限界へ挑戦する意志を準備会は持つことになります。(但し、他人に迷惑をかけたり、妨害、場の運営に支障をきたすような意図を持っての参加はお断りします。)」
過去、2000年に開催された「リゾコミin沖縄コミケットスペシャル3」において、開催を妨害する行為を行った人間が主催するサークルの参加を、お断りしたことがあります。物理的な理由以外でサークル参加をお断りしたのがこのときが初めてで、準備会としては大きな決断でした。そして、今回、このような事態を引き起こすきっかけとなった行為を行った者に対しては、毅然とした対応を取ることになるでしょう。準備会にとって再び大きな決断を下すことになります。参加者の皆さんのご理解をいただけるようお願いいたします。
ということでネットなどでのコミックマーケット側への脅迫行為に加えて昨今のご時世を鑑みて警察から手荷物確認の実施を強く求められた事が伺えます。
一日10万を超える人間が集まるコミックマーケットで手荷物確認が物理的に可能なのか、確認のために入場が大幅に遅れるのではといった不安・不満の声が挙がっていますが
参加者の身の安全が第一
な訳で何も対策を取らず不測の事態が起きた場合の悪夢を考えれば参加者それぞれがこの手荷物確認を厳粛に受け止めるのが最善だと考えております。
2005年の『愛・地球博(愛知万博)』を経験しているので手荷物確認が行われることの悪影響はさほど無い(愛知万博でも手荷物検査がありましたが、滅茶苦茶入場が遅れるようなことはなかったです)と考えていますがやはり不安はあります。
それと個人的に気になるのは、この緊急告知において
手荷物“検査”ではなく手荷物“確認”と表記されている
点です。手荷物のチェックを行う点では違いは無いのでしょうが、ニュアンスが微妙に異なるため、ちょっと引っかかっている次第です。
コミックマーケット側としてもイベントが機能しなくなるような事態は避けるはずで繰り返しになりますが確認のために大幅に入場が遅れる事態は無いだろうと考えています。
しかし、参加者の側からしても
1.入場に際しての手荷物を極力減らす
2.ある程度の入場の遅れは我慢する(大手狙いでない限り午後からの会場入りも視野に入れる)
といった対策や心構えでより快適にコミケを迎えることが出来るのではないかと考えております。
せめて手荷物確認がどのように行われるのか事前に解れば皆さんの不安も解消されると思うのですが、こればかりはコミックマーケット側の発表を待つ以外にないです。
リンク: コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせ.