Lespedeza Museum of Photography レスペデーザ写真美術館

カメラマンな管理人のおたく趣味の雑記と二次創作&コスプレ写真のブログです。Lespedeza(萩)の花言葉は柔軟な精神。

企業イベントとコスプレと

2011年10月08日 19時01分42秒 | 管理人のおたくコラム

先月ですが、コスプレが関係する大規模企業イベントが二つありました。

一つは幕張メッセで開催された『東京ゲームショウ2011』、もう一つは池袋サンシャインシティで開催された女性向けゲーム・アニメの総合イベント『アニメイトガールズフェスティバル2011(AGF2011)』です。

二つのイベントとも大盛況ではありましたが、コスプレ関連(片方はイベント其の物)で物議を醸す事になりました。

東京ゲームショウに関しては自分自身参加して感じた事ですが、コスプレイヤーさんの為の場を提供はしているものの基本的に放置の状態で通常のコスプレイベントと異なり撮影に関するルールの周知が無いが為に撮影可能スペースがカオスな状況になっていました。

方やAGF2011(以降AGFと記載)ですが、自分自身は参加を企ててはみたのですが、諸事情で断念。

イベントの様子が気になってTwitterで状況を調べたところイベント運営自体に相当な問題(徹夜・朝8時前の来場者へのペナルティを告知していたのに放免、待機列の整理が全く出来ていない、キャパシティオーバーで超満員、会場が複数に別れていて違う会場に移動する度にならび直し、コスプレイヤーさんは別列で待機の筈が整理されず着替えた後に物販に並ぼうとすると再度待機列の最後尾に飛ばされる等々)が発生していたのです。

おりしも女性向け恋愛ゲームのアニメ化作品

『うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%』

が爆発的人気の中で同作品の限定グッズとイベント、隣接するナンジャタウンでコラボイベント(コスプレイヤーさんは一応コスプレのまま出入り可能とされていた)があった事も重なり、イベントは大混雑。

しかし主催者側の不手際からルールを守って参加した人達が限定品が買えずに泣きをみる有様で主催であるアニメイトが謝罪する事態となりました。

ここから個人的な感想になりますが、二つのイベントともに

『コスプレイヤーさんが得する部分が極めて少なかった』

事を疑問に感じている次第です。

自分自身カメラマンというコスプレに関しては間接的な関わりですが、コスプレイヤーさんが衣装を用意したりイベント当日の着替えやメイクの手間が大変である事は理解しているつもりです。

コスプレイヤーさん同士の交流や撮影がメインとなる一般的なコスプレイベントと違い、企業イベントでのコスプレはゲームショウのようにメインであるゲームの試遊や限定品の物販、トークイベント等に時間を割こうとすると着替えその他の時間を考慮すればしないほうがいいという事になってしまいます。

自分自身撮影する側の人間として先日のゲームショウに参加していて実際に試遊やイベントにリソースを割いたら撮影どころではなくなってしまったので、それとなく分かるのです。

それでも企業イベントでコスプレイヤーさんが居られるのは該当する企業の作品やキャラへの憧れと愛情があってこそなので、言い方を変えればコスプレイヤーさんは企業にとっての上客の筈なのです。

ところが先日の東京ゲームショウでもAGFでもそんな上客である筈のコスプレイヤーさんが(ゲームショウの場合、他の方より高い参加費を払いながら)良い目をみていないというのですから

『流石にこれは問題じゃなかろうか?』

と思うのです。コスプレをするか否かは個人の判断とはいえコスプレをする為に不利益(欲しい限定品が買えない、時間が足りなくて十分な交流が出来ない)を被るというなら何の為に他の参加者より高い金額を徴収してコスプレを許可しているのか分からなくなってしまいます。

条件は様々ありますが、企業イベントでコスプレを許可するのであれば、更衣・交流スペースの十分な確保や何らかの特典(ゲームの試遊の優先や限定品の優先購入の抽選権)をつけてあげてもいいんじゃないか?思う次第です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする