21日は『翔べイカロスの翼』の写真展に行ってきました。
これは、昭和52年11月、超満員の水戸市の興行でキグレサーカスの花形ピエロが
高綱渡りの最中に落下、仲間やファンの願いもむなしく息をひきとりました。
「ピエロのクリちゃん」の愛称で親しまれた栗原徹さんの青春の軌道を克明に綴った
草鹿宏の原作『翔べイカロスの翼』に基づく実話を映画化したものです。
この栗原徹役を若き日のさださんが演じています。
当時、まだ田舎にいた私はその映画を見るすべもなく、通信販売で本を購入、
何度も読んで涙したことを覚えています。
ところどころ色あせた、30年の月日を物語る数々のパネルの中に
若き日のさださんがいました。
常に全力投球のさださんが、この映画にかけた情熱が伝わってくるようでした。
この映画のためにさださんは一輪車も綱渡りもマスターしたそうです。
笑ってよ 君のために
笑ってよ 僕のために
君のその小さな腕に 支えきれない程の哀しみを
せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師(ピエロ)になろう
主題歌となったこの『道化師のソネット』に勇気付けられた人がどれだけいたことか。
私もその1人でした。
また、若き日の自分を思い出した写真展でもありました。
写真展に来ていた方たちとさださんの話で盛り上がり
「明日のコンサート、前から2列目なんですよ」と言ったら
みんな揃って「じゃあ、双眼鏡持って行かなくちゃ」
さださんファンにはお馴染み、前の方の席に座ったら双眼鏡で見て
さださんから「前列の双眼鏡はやめてくださいね~」とつっこまれる
これがお約束です
さださんファンのこの連帯感、直ぐ話が盛り上がる、これがいいんですね
雨の中、出かけた写真展でしたが、とても楽しいひと時を過ごしました