横須賀市佐島にて無事に保護されたオリーブちゃん捜索で、当初は10日以上に渡り目撃情報のあった葉山町の一色から湘南国際村、そして上山口から木古庭の地元住民や地域に関連する方々からも親切でとても協力的なサポートを頂きました。
段々畑や棚田が広がる葉山カントリークラブ側
既にフェイスブック等のSNSでもお伝えしておりますが、田んぼや畑で農作業をされている方、人気のお蕎麦屋さんへの駐車場待ちの車の誘導をされている方、上山口小学校や教育研究所の先生方、お寺の住職さん、市民農園で作業をされていた方達、魚屋さん、通行人、清掃協会、葉山カントリークラブ、パトロール中のお巡りさん、そして掲示周知下さったコンビニ、ドラッグストアやスーパー等。
次々と保護元さんに入ってくる目撃情報、チラシも配布していたためか数日後には捜索を知らぬ住民はいないほどとなり、「あそこで見たよ」「今日は見ていないよ」と、こちらが尋ねる前に声掛けして下さったり。
田浦に抜けることが可能な山側の竹林(セカンドハウス裏山)
葉山で目撃された最後の日、セカンドハウスという隠れ家的レストランの敷地内にて、オリーブちゃんらしき犬がご飯を食べにきているようだとの連絡もあったのだそう。その敷地内では猪と闘っていたらしいという情報がありました。
幸い、保護された時に確認したところ怪我をした形跡は無かったそうです。
竹林のさらに上部から入った山道
捜索隊皆で手分けしながら足を運んだ中で、私が見た葉山町は海岸通りの華々しさとは異なり、自然豊かでゆったりとした時間が流れていくような心地良い土地柄でした。
また、自然豊かであるがために雉やタヌキなどばかりでなく、こうして、猪の出没も現実に有ることを知りました。しかも県道からほんのわずか山側に入った場所です。
何羽も見かけた雄雉
ひょうきん顔?
そのため、上山口小学校側の山周辺で猪が出没しやすい場所には何箇所か猪捕獲用罠が仕掛けてあり、田畑には電気柵が設けてあることを知りました。
今まで何度か、我家の犬達をこの山奥まで連れていったことがあるため驚きです。
電気柵装置1
電気柵装置2
電気柵は細いワイヤーのようなものをイボ竹等支柱間で横に3本通し、田畑の外周にぐるっと設置されています。ワイヤーは一見、紐の柵のように見えるため、農作業されている方が声掛けしてくれなければ、電気柵だとは気付かずに感電体験していたかもしれません。
この日、歩く人も余りいないと思われるハイキングコースでは、罠をちょうど仕掛けている方々にも遭遇。
罠は荒れた登山道のすぐ脇の斜面に、草等でカモフラージュしてセットされていました。
罠や電気柵の近くには、設置の周知看板を掲げることになっているのだそう。
オリーブちゃんがもし罠にかかってしまったらとも思い、足が挟まって大怪我しないのかと尋ねたら、下の画像の輪の大きさよりは締まらないのだそう。
ゴルフ場側の山の下辺りには馬を飼育されているお宅がありました。
そこでしばし聞きこみの会話の中で、なんとボブ達が先日予防接種をして下さった馬の獣医さんにお世話になっていることが判りました。
オナガという背中から尾にかけて美しい瑠璃色をした鳥にも遭遇。
オナガ
ところで放浪していたオリーブちゃんですが、保護されたあとで私も面会。首辺りに大きなボタンがついていると思ったら...
こんなに育っていたダニ
大小無数のダニが身体中についていたと保護元さんが話していました。神奈川辺りでは今年はダニが多いのだそうです。
皆さまの愛犬もお気を付け下さいね。