スノウが我家に来て3年半が過ぎました。
スノウ13歳
迎えた保護犬と日々を共に暮らすと、ある日、互いに解かりあえてるなと感じる時がやってきます。
その頃が本当の意味で家族になった日なのでしょうね。
まだ若かったボブは比較的すぐに、ヴァレンシアは2年、そしてスノウとは3年を過ぎた辺りから家族としての絆が不動のものになったと感じました。
スノウは我家にいる犬達の中でも、その日を迎えるのが一番遅かった~。
理由としては、スノウ本来のシャイな性格に加え...
老犬になるまで外犬として犬舎で管理されていたため、人とのコミュニケーション不足。
人が側にいたにも関わらず、飼主の病により死と隣り合わせた飢え体験からの人間不信。
などが根底にあるのでしょうね。
表情も目つきが独特で、どこかしら冷やかに感じることがありました。
怖いじょ~
体力の弱っていた我家に来た当初は判らなかったのですが、元気になって環境に慣れた頃からは、怖いと感じた時に噛みつくという行動に出るようになりました。
晩酌後に心地良くなると、ひょろひょろと犬達の方へ忍びよる夫などは何度も噛まれ、私も二度ほど噛まれています。
単発的な噛みつきではなく、興奮してそのまま攻撃型となるため、その頃はかなり深刻な状況でした。(笑)
スノウは上下の前歯が摩耗しているので二本の長い犬歯で噛みついてくるのですが、今でも洗濯物や毛布、敷物他全ての繊維物に穴を開けてしまうため、我家では「二穴パンチのスノウ」と呼んだりしています。
今では鳥の位置を探るときのみ、この表情
スノウはCACIがかつて緊急保護した、行き場のなくなった4頭の内の1頭。
CACIでは病気や噛み付きなど問題あると判断された保護犬は、決して譲渡にまわすことはありません。
この4頭を保護する際に急きょ搬送手伝いした縁で、スノウはそのまま一時預かりとして我家へ迎え入れました。
その後、CACI預かりさん宅に空輸が決まっていましたが、出発直前に我が夫の意向で里子として迎えた経緯があります。
我家のコとして迎え入れてほどなく、スノウに激情型の噛み付きが見られるようになった時、CACI代表は緊急的な解決策として効果的なアドバイスを下さり、CACIトレーナーさんを送りだして下さったり。
そしてその後、自分なりに模索した日々の中で犬友の紹介により、スノウと一心同体になれるフィールドトレーニングというものに出会うことが出来ました。
今までの私の犬散歩スタイルの延長線上で、正しい呼び戻し訓練が入ったというところでしょうか。
なので犬達との散歩はますます楽しく安全に、これがきっかけでスノウとの信頼関係も揺るぎないものになっていったような気がします。
外では一心同体となり
そう、スノウは今やすっかりと我が家族。
表情や眼つきもとても柔らかくなりました。
スノウが苦手なご主人サマにときに尾を振るようになり、二穴パンチしない記録一年半。只今更新中。
しかし晩酌後のご主人サマの行動次第という状況は、未だに油断できぬ現状でもあるのだな。
となると、問題はスノウでは無く...