たしか、雨が降ったり霰が降ったりするんでしたよね、今日は?
……と天気予報では言っていたような気がしていたんですが……空耳?
昼くらいにちょっと雨が降ったり、時折、強風も吹いたりしてましたが
午後はほとんど晴天でしたね
ま、いっか
「春の嵐」といえば、ヘルマン・ヘッセの小説のタイトルでもありますが。
子供の頃に読んだのですが、あまり内容を覚えてないんですよね。
タイトルからは春の花々が舞ってるような感じがして、楽しい物語かと思って読み始めたら、実はなんだか物悲しい話だった……ような?
なんとなく音楽とも関係があったような記憶もあるのですが。
……作曲家の話?
自宅に本があるはずなので探せばいいのですが、どこにあるか分からないので
手っ取り早くネットで検索
あった、あった、ありますね、ああ、ああ、そうだった。
主人公の名前はクーン。
音楽に心引かれ、音楽学校に入るのだけれど、学校に入った途端、音楽よりも女の子に夢中になっちゃうんですね。
冬のある日、仲間たちと雪遊びに出かけるんだけど、好きな女の子にそそのかされて、急斜面をソリで滑走した挙句、木に激突して左足を骨折。
その事故の後遺症で足が不自由になって、ダンスもスポーツも出来ない体になってしまうわけですが、長い療養生活の間に、やっと音楽に目覚めるわけです。
その後、良きアドバイザーとなる歌手のムオトと出会って、さらに音楽家の道へ。
その彼の運命をさらに変えるのは、音楽愛好家の娘ゲルトルートとの出会い。
ゲルトルートと過ごす心ときめく時間、彼女への熱い想いの中で、オペラの作曲を続けるクーン。
ところが、ゲルトルートはなんとムオトを結ばれちゃうのですよ。
ショックを受けたクーンは自殺しようとするのですが、両親の危篤の知らせを受けて、自殺は未遂に。
愛する人の喪失から立ち直ったクーンは、作曲家として大成功を収めて、後年、未亡人となったゲルトルートと友情をあたためながら、作曲を続けていく……(終)
という話だったんですねー!!
なーんだ、いちおうハッピーエンドなんじゃん。
なんで、物悲しい話だと思ったんだろ?
まあ、読んだのが中学生の頃だったと思うので、年とってからの穏やかな幸せには、いまいちピンと来なかったせいかもしれませぬな。
なんとなく思い出してきたのは、音楽家になってからのクーンの内向的な落ち着きに「イライラすんなー」と思ったこと(注:中学生当時)
ゲルトルートが、陽気で快活で精力的なムオトに惹かれるのも無理ないさ、と思ったこと(注:中学生当時)
女に振られたくらいで自殺なんかすんなよなー、と思ったこと(注:中学生当時)
……えーと、ちゃんと読み直してみたいと思います。
でも、一番記憶によみがえるのは、この本の持つ音楽的な響き。
読んでいると、自分が知っているクラシックの音楽が脳内で再生されるんですよ。
それは、ベートーヴェンだったり、シューベルトだったり、モーツァルトだったり、リストだったり、ドヴォルザークだったり。
物語のいろんなシーンの中で、それに相応しい音楽がイメージできるんです。
ヘッセの哲学的な文章と、登場人物たちの揺れる心が綾なすドラマ
ぜひ音楽と一緒に Bonne appetit!
ところで、いまさらなのかもしれませんが
「ハウルの動く城」で、ハウルたちが食事の前に「うまし糧に」と言っていたあの言葉。
フランス語バージョン、英語バージョンともフツーに「Bonne appetit!」って言ってるんですよね。
(要は「いただきます」だよ?)
当時、なにやら意味深な感じを与えた日本語訳に、改めて日本語の豊かさ、バラエティと奥深さをしみじみ感じてしまいました。
それと、英語版では、クリスチャン・ベールがハウルの声をやっているのですが、声が低すぎて、ハウルの顔とも合ってなくて、ちょっと怖いのですぅ…
(フランス語版の吹き替えはOKです!フラ語のハウル、一番合ってるかもー)
ハウルの動く城 VWDZ-8076
……と天気予報では言っていたような気がしていたんですが……空耳?
昼くらいにちょっと雨が降ったり、時折、強風も吹いたりしてましたが
午後はほとんど晴天でしたね
ま、いっか
「春の嵐」といえば、ヘルマン・ヘッセの小説のタイトルでもありますが。
子供の頃に読んだのですが、あまり内容を覚えてないんですよね。
タイトルからは春の花々が舞ってるような感じがして、楽しい物語かと思って読み始めたら、実はなんだか物悲しい話だった……ような?
なんとなく音楽とも関係があったような記憶もあるのですが。
……作曲家の話?
自宅に本があるはずなので探せばいいのですが、どこにあるか分からないので
手っ取り早くネットで検索
あった、あった、ありますね、ああ、ああ、そうだった。
主人公の名前はクーン。
音楽に心引かれ、音楽学校に入るのだけれど、学校に入った途端、音楽よりも女の子に夢中になっちゃうんですね。
冬のある日、仲間たちと雪遊びに出かけるんだけど、好きな女の子にそそのかされて、急斜面をソリで滑走した挙句、木に激突して左足を骨折。
その事故の後遺症で足が不自由になって、ダンスもスポーツも出来ない体になってしまうわけですが、長い療養生活の間に、やっと音楽に目覚めるわけです。
その後、良きアドバイザーとなる歌手のムオトと出会って、さらに音楽家の道へ。
その彼の運命をさらに変えるのは、音楽愛好家の娘ゲルトルートとの出会い。
ゲルトルートと過ごす心ときめく時間、彼女への熱い想いの中で、オペラの作曲を続けるクーン。
ところが、ゲルトルートはなんとムオトを結ばれちゃうのですよ。
ショックを受けたクーンは自殺しようとするのですが、両親の危篤の知らせを受けて、自殺は未遂に。
愛する人の喪失から立ち直ったクーンは、作曲家として大成功を収めて、後年、未亡人となったゲルトルートと友情をあたためながら、作曲を続けていく……(終)
という話だったんですねー!!
なーんだ、いちおうハッピーエンドなんじゃん。
なんで、物悲しい話だと思ったんだろ?
まあ、読んだのが中学生の頃だったと思うので、年とってからの穏やかな幸せには、いまいちピンと来なかったせいかもしれませぬな。
なんとなく思い出してきたのは、音楽家になってからのクーンの内向的な落ち着きに「イライラすんなー」と思ったこと(注:中学生当時)
ゲルトルートが、陽気で快活で精力的なムオトに惹かれるのも無理ないさ、と思ったこと(注:中学生当時)
女に振られたくらいで自殺なんかすんなよなー、と思ったこと(注:中学生当時)
……えーと、ちゃんと読み直してみたいと思います。
でも、一番記憶によみがえるのは、この本の持つ音楽的な響き。
読んでいると、自分が知っているクラシックの音楽が脳内で再生されるんですよ。
それは、ベートーヴェンだったり、シューベルトだったり、モーツァルトだったり、リストだったり、ドヴォルザークだったり。
物語のいろんなシーンの中で、それに相応しい音楽がイメージできるんです。
ヘッセの哲学的な文章と、登場人物たちの揺れる心が綾なすドラマ
ぜひ音楽と一緒に Bonne appetit!
ところで、いまさらなのかもしれませんが
「ハウルの動く城」で、ハウルたちが食事の前に「うまし糧に」と言っていたあの言葉。
フランス語バージョン、英語バージョンともフツーに「Bonne appetit!」って言ってるんですよね。
(要は「いただきます」だよ?)
当時、なにやら意味深な感じを与えた日本語訳に、改めて日本語の豊かさ、バラエティと奥深さをしみじみ感じてしまいました。
それと、英語版では、クリスチャン・ベールがハウルの声をやっているのですが、声が低すぎて、ハウルの顔とも合ってなくて、ちょっと怖いのですぅ…
(フランス語版の吹き替えはOKです!フラ語のハウル、一番合ってるかもー)
ハウルの動く城 VWDZ-8076