旅してマドモアゼル

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小休止(インターミッション)

2009-06-04 | 観たものレビュー
昨日が東京千秋楽だった『SEMINAR』


まだこれから大阪公演があるので詳しいレビューは控えますが、ここらあたりで雑感を

まずはほとんど舞台に出ずっぱりのしげさん

主役だけあって、もちろん台詞の量も半端なく多く、日本人には馴染みのない外国の固有名詞もたくさんある。
覚えるだけでも大変だったんじゃないかと思うのだけど、すごいと感じたのは、ローレンの台詞を完全に自分のものにしていたということ。

この舞台を最初に観た時に感じたのは、舞台上で語っているのはローレンなのか、それとも、しげがローレンという役を通して自分の考えを語っているのか…
時折、ローレンの台詞のはずなのに、しげ自身の言葉のように感じたり、しげとローレンの間に本来あるはずの境目が曖昧になったり…まるでローレンの周囲を取り巻く人たちがローレンの考え方や言動に翻弄されていくように、第三者の立場にいる観客であるこちら側も、しげとローレンの間で激しく心が揺り動かされて、こんな感覚は今まで舞台をいろいろ観てきたけれど始めてのことだった。

しげはとてもナチュラルにローレンを演じてる。
その自然体な演技は、公演回数を重ねるたびに、さらに役に近づくというより、同化していったように感じられて、後半の捨て身の演技に魅了されてしまう。



まあ、言うなれば



ウチの人は最高なのです

紅茶をいれるすべての動作の美しさ
歩く後ろ姿の美しさ
顔にかかる前髪を指で小さく払う指先の美しさ
額に手を当てて俯いている時の横顔の美しさ
本を読む時にしおりを外側に垂らす仕草の美しさ
ジャケットを着る動作の美しさ
シャツのボタンを外す仕草の美しさ
眼鏡をかけた時のビジュアルの美しさ
涙で潤んだ瞳の美しさ
そして、若干ネタバレになるけど、水も滴るいい男を地で行くその姿の危険極まりない美しさ

そう

『SEMINAR』のしげはとにかく『美しい』のです

これで、しげに惚れない人がいたら会ってみたい、と思うほど。

私の目に狂いはなかったとつくづく思うのです

っても、もともとしげの顔から好きになったわけじゃないけどさ

彼の文才に惚れたんだけどさ

でも今は、男らしい凛々しい顔も、低いのによく響く声も、年寄りくさい考え方も全部ひっくるめて素敵な人だと思うんだ






あーあ、早く大阪行きたいな…

でも大阪終わったら終わりなんだよね…

なんだか言い方ヘンだけど






ま、大阪終わったら、がっつりレビュー書きますよって