東日本大震災の日から3年経ちました。
今年もテレビでは、その前後の日から特別番組が流れたりしています。
あらためて、もう3年経ったのか、いやまだ3年なのか、人によって感じる時間は違うかもしれませんが、あらためて、月日は確実に流れてきたことを思い起こさせられます。
きっと4年後、5年後もこのような気持ちになるのでしょう。
あの日、あれほど怖い思いをしたにも関わらず、すでに揺れの記憶は遠のいているのを、自分の中に感じます。
それは、震災の記憶が薄らいでいくことでもあります。
悲しみや辛い記憶は早く忘れた方がいい。
でも、被災者の苦労や、被災地の現状を忘れてはならない。
遠く離れた場所からでも、出来る援助はしていく。
物質的、金銭的な援助が出来なくても、心の中でエールを送ったり、被災地や被災者に思いを馳せる、それだけでもいいと思います。
私の初めての国内一人旅は、東北でした。
八戸から宮古へと向かうために乗車した三陸鉄道を1泊2日かけて旅しました。
車窓や駅のホームから見える海の景色は、心が洗われるくらい本当に美しかった。
震災1年後の春に被災地を訪れた時、自分の記憶にある街の景色はどこにもなく、三陸鉄道の駅の惨状に声を失いました。
先日のニュースで、もうすぐ三陸鉄道が全線開通すると聞いて、久しぶりに三陸鉄道に乗ってみたい気分です。
こういう気持ちが東北の復興に少しでも繋がれたらと、願うばかりです。