しがないハナシ。

日常で感じたことを、ぽつぽつと更新中。

『空白の五マイル』

2012-04-23 00:00:05 | 
次の旅行に持って行こうと思って
ずっと取っておいたのに
読んでしまった


地図上の空白がほぼ無くなった現代に
人類未踏の地である
チベットのツアンポー峡谷の
空白の5マイルに挑んだ
著者のノンフィクション


ツアンポー渓谷を巡る冒険の歴史的な背景もおもしろく
著者の冒険では無いけれど
「若きカヌーイストの死」の章が、
何と表現すれば良いのか分からないが、よかった。

読み進めていくうちに、ぐいぐい引き込まれて
最後は著者が帰ってこれるのか、ドキドキしてしまった
(こうして本が出版されているから
 帰ってきてるのは分かってるので、安心して読めたけど)

今年読んだ本の中でベストだと思う。
ノンフィクション(ルポタージュ)だと、
国分拓さんの「ヤノマミ」以来の面白さだった。


『空白の五マイル』角幡唯介

しかしアレだ、
自分とそう変わらない年齢の人が
ゴツイことをしていると
燻ぶっている自分と比較してしまい
凹んだりもするのである。