今宵の一枚はリー・コニッツ&マイルスのEzz-thetic。録音は1951年3月、1952年12月、レーベルハprestige。このアルバム、A年とB面ではまったくメンバーが違う。A面がマイルス&リーコニッツ、B面はテェディー・チャールズカルテットである。なんとなく曲想が似ていなくもないが、とにかくまったく別。ここではやはりA面について書く。
6曲収録されているのだが、とにかくリー・コニッツが圧倒的。音色もマイルスと似ていてasとtpの音色が解け合う。5曲目と6曲目はギターとasのみの演奏だが実に情感豊かで素晴らしい。asがこんな繊細に華麗なサウンドを奏でるとは驚きだ。6曲目はアバンギャルドな演奏で、聴いていて興味深い。ビリー・バウアーのギターも良い。
興味深いのはdrumsがマックス・ローチであること。なんだか居心地が悪そうだ。それもそのはず、マイルスとリーコニッツグループへの客演。クールで前衛的なのは元来リーコニッツグループがトリスターノ派だから。納得であります。
side A
1.Odjenear
2.Hi Beek
3.Yesterday
4.Ezz-Thetic
5.Indian Summer
6.Duet for saxophone and guitar
side B
1.Edging out
2.Nocturne
3.Composition for four pieces
4.Night in Tunisia
(personnel)
side A
Lee Konitz&Miles Davis sextet
Lee Konits(as)
Miles davis(tp)
Sal Mosca(piano)
Billy Bauer(guitar)
Arnold Fishkin(bass)
Max Roach(drums)