今宵の一枚はJan Garbarek-Bobo Stenson QuartetのWitchi-tai-to。録音は1973年11月、レーベルはECM。北欧のJAZZだ。イカニモECMらしくclearで清明な音。A面冒頭のJan GarbarekのSSが印象的でcool、如何にも彼らしい。Bobo Stensonのpianoも素晴らしい、とりわけA面2曲目の伸びやかさは、ビックリ。大げさに言えば、620Bから溢れそうな感じ。アルバム全体を通して聴くと不思議なもので、いかにもヨーロッパ、それも北欧色が色濃く一聴してアメリカのJAZZとは違うのがわかる。真赤に燃えるのではなく、静かな青白い炎だろうか。熱くならないのだ。
A side
1.A.I.R
2.kukka
3.Hasta Siempre
B side
1.Witchi-tai-to
2.Desireeless
personnel
Jan Garbarek(ts, ss)
Bobo Stenson(piano)
Palle Danielsson( bass)
Jon Christensen(drums)