歴史作家 智本光隆「雪欠片―ユキノカケラ―」

歴史作家 智本光隆のブログです。

祈念―がんばろう東北―

桜の花に癒され、地震の爪あとに涙し・・・しかしながら確実に仙台の街は復興しております。1歩づつではございますが、前進していきたいと思っております―8年前、被災地からこの言葉をいただきました。今年もまた、春がめぐって来ました。今も苦しい生活を送られている方々に、お見舞いを申し上げます。本当に1日も早い復旧、復興がなされますよう、尽力して行きたいと思っております。

戦国最後の三十五年

2012-10-12 00:56:17 | 日記
頭のなかで大名の配置が混乱している・・・
えー現在、2作品が並立状態です(直で手を入れているのは、片方だけど)
この作品、どちらも戦国時代が舞台に違いはないのですが、
年代が20年ほど違います。
よって、大名の配置がまったく違う!
というよりも、前作の『豊臣蒼天録』の状態が、頭から抜けきってもいないし。
もっと言えば、『関ヶ原群雄伝』『本能寺将星録』、
そして、頭の中にある江戸時代の大名配置が、ミックスされた感じです。。。
あとはまあ、大本の専門柄で「結城」というと下総でも、越前でもなく、
陸奥白河が思い浮かぶ・・・とか?


みなさま、福島正則と言えばどこをイメージします?
清州?広島?川中島?
越後と言えば上杉謙信、堀秀治、あんまり松平忠輝を思い浮かべる人はおるまい(w
「あれ、今の甲斐は浅野長政でよかったんだっけ?」とかなってます。
これ、混乱に拍車をかけているのは、シュミ戦記の場合、そのあたりも微妙に変えている場合あり。
なんかいまだに、勝龍寺城主は細川忠興のような気がしてますね。忠興、珠子像もあるし。
・・・これ、完成前に念入りに確認しよう。


過去3作品分だけでも、経過した期間は35年(1577~1612)
この期間だけで、京都周辺など激変してます。
南北朝時代と本能寺の変までの期間よりも、そこから関ヶ原の合戦までの18年の方が変化が激しい。
御土井ができ、洛南に堤が築かれ、伏見の風景が一変し、
聚楽第が建てられ、跡形もなくなり・・・
戦国乱世最後の十数年は、明治以降よりも「濃密な変化」が詰まっているかも?



智本光隆