SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

秋晴れ

2022-11-02 22:17:00 | 日記
雲1つない青空の朝。
山がチラホラ染まり
始めました。

今朝は草抜きでスタート。
昨日の雨で、
気持ち良く抜けて
スッキリです。

  🍁🍁🍁🍁🍁🍁

フランスの作曲家ラヴェルは
ピアノ協奏曲を2曲
残しました。

最初に完成したのは
ピアノを左手で弾くように
指定されている協奏曲です。

第1次世界大戦で右手を
失ったピアニスト、
パウル・ヴィトゲンシュタインのためにかかれました。
彼は名門貴族の一員で
お金持ちでしたから、
当時の有名な作曲家達に
左手だけで演奏できる
作品を依頼しました。

ロコフィエフが書いた
左手のための
「ピアノ協奏曲」は
難しくて「1音たりとも
理解できない」と演奏を
拒否。
リヒャルト・シュトラウスやベンジャミン・ブリテン
などにも作曲を
依頼しています。

ヴィトゲンシュタインの
腕前はたいしたものでは
無かったようで
1931年にウィーンで
初演されましたが、
高度なテクニックが要求
されるために、
彼は勝手に楽譜に
手を加えて演奏したために
ラヴェルを激怒させて
しまいます。

多くのピアニスト達が
左手だけの演奏で
この高難度の曲な名曲に
挑み続けていますが、
私は安川加壽子先生の
演奏を拝聴して
大好きになりました。


ラヴェル
「左手のための協奏曲」
独奏 ユジャ・ワン
(1’02")




もしよろしければ
全曲をお聴き下さいませ。
(18’35")