SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

パリのアメリカ人

2022-11-29 21:59:00 | 日記
どんよりグレーの朝
でしたが、
真っ赤な沢山のお林檎を
届けて頂き、
一気にテンション・アップ
です。




   ✨✨✨✨✨


今年のパリのシャンゼリゼの
イルミネーションは
シックな色合ですね。


ジョージ・ガーシュイン。

わずか38歳と10ヶ月という
若さで世を去りましたが、
国際的に名声を得ながらも
クラシック音楽の本格的な
作曲法が身についていないと
自覚していたようで
「オーケストラの魔術師」の
ラヴェルに習おうと
パリにやってきました。
しかしラヴェルは
「君は一流のガーシュイン
なのに、二流のラヴェルに
なることはない」と好意的に
断ったようです。


帰国後、彼はパリの印象を
オーケストラ音楽に
書きました。
交響詩「パリのアメリカ人」
です。

花の都パリを散歩する主題、
時折ホー厶シックを
感じさせるブルースの
メロディなどや、
陽気さを取り戻して
喧騒の都会を闊歩する
アメリカ人を
タクシーのクラクションを
楽器に使って、
オーケストラ音楽に
綴りました。


1928年、ニューヨークの
カーネギーホールで
ニューヨーク・フィルハーモニックによって初演
されました。

  ✨✨✨✨✨✨

1951年にミュージカル映画
「巴里のアメリカ人」が
つくられましたが
アメリカ人の画家と
フランス人の女性の恋を
描いた作品で
ジーン・ケリーが主演を
務めました。
映画の音楽は
全てガーシュインの作品で
ピアノ協奏曲や
歌曲「ス・ワンダフル」や
「アイ・ガット・リズム」
などが使用されています。
1952年のアカデミー賞で
作品賞・作曲賞などを受賞
しました。

(3‘21’’)