この週末は又、寒くなる
ようですね。
今日はべートーヴェンの
ソナタを聴かせて
頂きました。
夕方、楽譜を眺めて
いましたら
足元から冷えこんで
きたようです。
今夜はあたたかくして
お過ごし下さいませ。
✨✨✨✨✨✨
べートーヴェンは生涯に
32曲のピアノソナタと
おびただしい数の
ピアノ曲を作曲しましたが、
特に32曲のピアノソナタは
ピアノ音楽の最高峰とされ
ピアノ学習者の
新約聖書と呼ばれています。
その32曲がこちらです。
第1期 1793ー1800
(23才〜30才)
①悲愴ソナタ他
第2期 1801ー1809年
(31才〜39才)
耳の病に苦しんだ時期
①月光ソナタ
②田園ソナタ
③テンペスト
遺書を書いた頃の作品
④熱情ソナタ
⑤告別ソナタ
⑤テレーゼソナタ
第3期 1815ー1822
(45才〜52才)
①ハンマークラヴィア他
後期のソナタ
32曲のソナタはまるで
べートーヴェンの生涯の
日記のようで、
告別ソナタと
テレーゼソナタを
書き終えたあと
1809ー1815年まで
空白の時期があります。
27番のソナタは
第2期の最後の作品で
2楽章形式です。
28番から始まる
第3期の後期のソナタは
精神性の追及であり
神との対話で
最後の32番のソナタは
べートーヴェンの
最高傑作です。
減七の和音で
始まる1楽章は
緊迫感に満ちていて
悲愴ソナタや運命と
同じハ短調で
書かれています。
一転して2楽章は
安らぎに満ちた
ハ長調の変奏曲です。
最後は高音でトリルが
鳴り響き、
天国的な美しさの中
幕を閉じます。
そしてこれ以上、
ピアノ作品は書かずに
1827年に生涯を閉じました
(56才3ヶ月)
ウィーン中央墓地の
メトロノーム型のお墓。
長いソナタですので
2楽章だけアップさせて
頂きました。
ミケランジェリの演奏です。
(17‘14")