SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
77歳の一人暮らし。

清らかな女神

2023-06-09 07:56:00 | 日記
(薔薇マリア・カラス)

昨日は午後から雨が
降り始めました。
大雨との予報なので
買い物を済ませました。

近くにある
可愛いパン屋さんです。







   ✨✨✨✨✨


シチリアの音楽一家に
生まれた
ヴィンツェンツォ・ベリーニ
(1801ー1835)




6歳で作曲を始め
神童ともてはやされます。
進学したナポリの
音楽学校でも
卒業作品として発表した
オペラ作品が評価され
そのままオペラ作曲家に
なりました。


哀愁を含むメロディの
美しいオペラで
一世を風靡して
国際的な名声を
獲得します。
ロッシーニやリスト
ショパンとの交流があり
10年ほどの間に
「海賊」「異国の女」
「ノルマ」など
立て続けに
悲劇的なオペラ作品を
発表しています。

「清教徒」では
レジョン・ドヌール勲章を
受けて絶頂期を
迎えます。
しかし同年に
数年前にかかった病が
再発して34歳で
この世を去りました。

34歳で書いた
「ノルマ」のアリア
「清らかな女神よ」

尼僧院長が歌う
神聖で美しいアリアは
イタリア音楽が
大嫌いだった
ワーグナーでさえ
「素晴らしく美しい歌」と
褒めたたえといわれて
います。


「ノルマ」は
主役を歌う
ソプラノにとって
最も難易度が高いと
いわれていますが
マリア・カラスが
ニューヨークの
メトロポリタン歌劇場の
デビューで
センセーショナルな 
大成功をおさめました。



マリア・カラス
「清らかな女神よ」
 (7‘19‘‘)